【帰国後】国際系を選ばない帰国後3年の大学受験
こんにちは。皆さん、お久しぶり〜EDUBALアンバサダーのHirokoです!
今年は入学と桜の開花が重なりましたね。何年ぶりなんでしょう?
ちょうど2年前、高1の4月復学を目指して母子先行帰国をした我が家も、桜に包まれホッと日本を感じたのを思い出しました。そして、あれよあれよという間に帰国後3年目突入!!今年は目の前にはついに「アレ」がきてしまった!
インター校に決めたけど
2度目の駐在となった4年前の我が子、中受をして入学したばかりの若干13歳でしたが、帯同は本人の意思でした。帰国して2年経った今、帯同を決意した理由を聞くと「インター校に通うなんてカッコイイ!」って思ったからという答え。漠然とした海外への憧れがあったようです。まぁ、あるあるですよね。そんな憧れがあって実際通ってみたけど、結果自分はそんなに英語が好きじゃなかった…笑。このままインター校に残り英語漬けの生活をしたいとも、海外大学へ行くとも全く思わなかったそうです。そのため、高1復学を目指して先行帰国しました。
そんな話を聞いて、なんだか母はちょっぴり残念な気もしましたが、保守的に育ててしまったのは私かも…?!でも、それもきっと尊重すべき個性!
とうとう来てしまった大学受験
高1で復学した我が子。高校になると途端に大学受験が目の前にチラチラやってきます。高1の夏、オープンキャンパスの予定を立てる時もキラキラ系の国際系学部には一切見向きもしませんでした。
まぁ、2年半ちょいの滞在歴じゃ英語がそんなにズバ抜けてできるようにはならなったこと、中受を経験していたおかげで他教科も「ザ・帰国生」のように『国語はちょっと…数学苦手!理社ムリ〜』とならなかったことも原因かもしれません。
帰国生って国際系に進むものだと思われがちだし、帰国生自身もそんなふうに思っているかもしれないケド。「自分の枠を自分で作る必要はない」と思っています。
結局選んだ学部は
結局オープンキャパスに出向き講義を聞いて、興味があると思ったのは社会系学部。駐在2回を経験しても、日本の大学を選び、国際系を選ばず社会系学部を選ぶ我が子に、少し残念な気持ちになってしまいながらも、そこは子どもの選択を尊重。
では全く海外に興味がないのか恐る恐る聞いてみたところ、大学では留学に行きたいと下の子、何らかの海外と日本を繋ぐような仕事をしたいと上の子。なんだ、そうか、そうか、全く海外での経験は活きていないわけではない、その子のペースがあるんだろうなと思います。
必勝パターン?!
高い英語力があるなら、高2で英検1級レベル取得が逃げ切りパターン。国際系なら取得時期が高3になったとしてもこのレベルが必要かと。
それ以外の学部だともちろん高いに越したことないですが、私立上位の高校だと英語の授業はかなりハイレベル。社会系学部を目指す場合、授業についていけているなら、まずは他教科が大事。文系帰国生の場合、古典、世界史もしくは日本史に苦戦しがちなので時間的ウエイトは必要。倫理政経や地理も必要に応じて対策します…経済・経営学部志望なら日本的数学知識がマスト。
社会系学部の場合、英語は最後に二次試験や独自試験対策をしながら対応できる力を身につけるのがいいのかなと思っています。あくまでも個人的にですが。そして、英語力と同様に読解力が必要です。
いまの共通テストって
今の共通テストどんなものかご存知ですか?
まずボリューム、年々マシマシです。数学ですら国語か?!と思う感じで、まず読み解かないと答えに辿りつかない。参考までに大学入試センターから数学の問題(こちら)大学入試センターHPより 第2問からまるで長文読解問題です。
英語もすごい量。3年連続で6000語を超え、グラフや図と絡めた問題だといいます。一体どれほどのスピードで読んだら全部解けるんだ?って感じらしい。使われている語彙は準1程度だそうですが、瞬時にデータを読み解き答えを導き出す力が必要だそうです。
要はどれもこれも国語!読解力って本当に大切だなと思います。読解力、国語力は1日にしてならず。コツコツ読む習慣、文章に触れる習慣をまずつけること。そして、考える力も。家庭の中の会話でニュースを題材にして、考えさせる問いを投げかける。なぜ?どうしてそう思う?掘り下げる。小学校高学年くらいからは、家庭内での話題で社会に目を向けさせるのもいいのかな〜
共テその先
共通テストでは大量の知識、そして大量の文章を読み解く力を試され、国立を目指す子たちは二次試験で論述問題が課されます。また慶應大学では小論文を含む独自試験を実施しています。知識を元に論ずる。インター校の学びでいうレポート課題とでも言えるのではないでしょうか。論ずることは総合型入試でも同じように求められます。
教育に対する流れが大きく海外に向いてきている昨今。国際系が主流のように感じますが、例えどんな学部に進んだとしても「海外で得た柔軟さと順応力、考えを伝える力」そして「日本で得た学ぶ力、相手を思いやる心、協調性」海外と日本の良い面を兼ね備えた力を持つ最強で無敵の帰国生!そのすべての力を社会に出て存分に発揮して欲しいと願っています。
きっとできる!さまざまな場所で過ごすことのできた”あなた”だから。
いつでも、どんな時も帰国生の未来を応援しています!