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【Case#11🌸同志社国際中学校 編入 合格】Edu-more plus会員~我が家の帰国受験体験談~

帰国受験に寄り添うコミュニティ”Edu-more plus”会員の2024年度帰国受験合格体験談をインタビュー形式でご紹介します。先輩会員の経験談が、これから受験を迎えられるみなさまの学校選びや受験対策のご参考になれば幸いです。


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・家族構成と海外駐在歴について教えてください。

本人、父、母の3人家族です。シンガポールに本人がG5〜G9(小5〜中3)の約4年間滞在しました。

・海外で通った学校および本帰国後に通った学校は?

インターナショナルスクールに在籍し、本帰国に合わせて中学編入をしました。

・受験校と入試科目は?

同志社国際中学校、合格、進学
B選考:国数英+親子面接

・受験校を選んだポイントは?

まず、本人が大学がある附属の中高一貫校に通う事を強く希望しました。その希望が叶うならば、首都圏でもそれ以外の地域でも構わないと言うため、大学附属校への編入を最優先に考えました。
私たち両親が東京に戻る予定だったため当初首都圏で学校を探しましたが、「大学附属校で、編入できる学校」は首都圏にはありませんでした。
幸い関西にも親族がいるので、寮がある学校も含めて関西を検討しました。
あわせて、帰国生への対応が充実した学校を考えました。

試験科目も学校選びの大きなポイントでした。編入受験をするなら、本人の得意を活かせる受験方式(国数英3科目の試験、面接、過去2年分の成績)で挑戦しようと思いました。また、小論文やディスカッションなどの特殊な内容ではなく、基本的に3教科の勉強に絞っておくことは、編入試験が残念な結果となった場合その後高校受験に切替がし易いと思いました。

・他の学校は比較検討されましたか?

はい、関西圏で本人の希望を満たすのが、同志社国際の他には立命館宇治と関西学院千里国際の2校でしたので、検討しました。
立命館宇治は入学後の勉強や試験も大変そうに感じました。IBにも留学にも本人があまり興味がないため受験しませんでした。
千里国際は海外のインター校と同じ雰囲気もあり気に入りましたが、編入試験が小論文と面接のみ、成績表や日頃の取り組みが重視されるということもあり、国数英をやっていた本人の学習歴とは少しズレるのではないかと思いました。

・入試対策や情報収集はどうされましたか?

日本にいる時から通塾はしていて、海外滞在時にも塾で国数の学習は続けました。
同志社国際の編入については過去問はいっさい公表されていないため、ひとまず高校入試の赤本(問題集)を入手して繰り返し取り組みました。
アドミッションズに試験内容について問い合わせたところ、「試験範囲の詳細については具体的には回答していない。夏の編入学試験では前年度の学年で 履修した範囲、つまり中3の編入であれば、中学2年までに履修した一般的な内容が範囲」との返答でした。編入試験に不合格となれば高校受験をすることになるので、高校受験の過去問はやっておいてよかったと思います。手探りながらも赤本問題に取り組むことで手応えと安心感は得られました。

具体的な情報収集は、塾からの各種情報提供の他、友人知人の実際の体験談を聞いたり、オンライン学校説明会などからしました。

・英語の対策方法は?

通っていたインター校の授業で英語(読む、書く、聞く、話す)は伸ばすことができたと思います。インターではESLにも2年程度いましたので、そこでしっかり積み上げられました。
編入受験時の保有資格は英検2級でしたので、A選考(例:英検準1級保有者は学科試験免除)は受験できませんでした。

・学科試験の難易度はいかがでしたか?

そんなに難しくは感じませんでした。国数は塾できちんと勉強していれば対応できると思います。英語は英文を和訳する問題はありましたが、エッセイはありませんでした。

・面接の内容はどうでしたか?

本人と親の日本語での面接です。本人には志望動機や学校の様子、英語の学習方法や滞在国と日本との違いなどを聞かれました。
親は、帰任時期や通学方法、他校を受験するかどうかなどを聞かれました。塾に対応してもらった面接練習が大変役立ちました。
・様々な質問を想定して練習しておくこと
・練習を重ねて緊張感に慣れておくこと
この2点で余裕を持って本番に臨むことができました。

・受験勉強で大変だったことは?

ちょうど受験1ヶ月前頃が学校の学年末のアセスメントの時期でもあった為、受験勉強と学校の課題の両立に苦戦しました。受験校へ成績を提出することになるので、少しでも良いグレードを取りたいという気持ちも強かったです。受験校にもよりますが、学校の成績表もかなり見る学校もあるようですし、普段から学校の成績ももっと意識しておけば良かったと本人も後悔していました。関西の学校は、当日の試験と同様に在籍校の成績も重視しているように感じました。

・編入だからこその大変さ、は感じましたか?

編入の受験は1校のみ、不合格だったら高校受験と決めていました。ですから、高校受験も含めた長期戦になる覚悟もしながら同志社国際のための勉強をしなければいけない時期(中3の4-6月)は精神的にきつかったです。

・入学後のことや今後の期待

帰国生の割合が半分以上と全国的にもかなり多い学校で、様々な国の文化を吸収してきた生徒が多いと感じます。帰国後の子ども達が無理なく自分を出して学校生活を楽しめる場所だと思います。
約40名×4クラスで一学年が160名程度なので、人数的にもちょうどよいと思います。高校からは寮生活を予定しているので、親は遠くから見守るしかありません。本人の自立を期待しつつ、子離れをするいい機会だと思っています。
大学への進学については、本人は内部進学を強く希望しています。就職はIT系に興味があるようです。

・母としての感想とこれから受験されるみなさんへのアドバイス

やはり情報収集は大事だと実感しました。特に編入の場合は特殊なので手探りでした。編入は実施している学校も多くないため、受験のタイミング(日程)や、本人の得意が活かせる選考方法かどうかの見極めも重要だと感じます。
ただ、いずれ日本に帰国するのなら、何かしらの日本の勉強は続けておくといいと思います。いざという時に慌てずに済むと思います。



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