【IB Japanese】 え?!こんなことするの?!インター校のJapaneseと日本の国語の授業との違い
アンバサダーのHirokoです。夏休みが終わり二学期スタート。学校行事が多くて楽しくなりますね🎵我が家は先日「最後の」文化祭と体育祭が終わりました。文化祭前日には、塾から帰った後、深夜まで装飾のデザイン画を作っていました。体育祭では翌朝まさかの全身筋肉痛で起き上がれず、ダンスもリレーもいつものこと。なのに一体どうゆうこと?と考えたら「全筋力」で引いた綱引きのダメージのようです..笑。全てに全力投球、そんな姿が私は好きです。人生一度きり受験勉強もいいけど「JK♡えんじょい!」と密かに思っています。
前置きが長くなりましたが、今日はIB Japaneseのお話。え?Japaneseでしょ?だって日本語=国語よね?何が違うの?そう思った、あなた!ぜひIB Japaneseの世界、覗いてみてください。
インター校の授業
インター校でのIBの授業は、今まで日本の教育しか知らなかった我が家にとって、全てが新鮮なものでした。その驚きについては、以前もお話したことがあり、こちらの記事↓になります。
Japaneseの授業が実際始まるまで、Japaneseって日本語の授業でしょ?満点とれるよね?日本人だもの。と楽観的に思っていました。もともとIBの教育を受けたことがない、私たちだったので、課題を手伝って欲しいと子供からヘルプがでることは、ほぼなかったのですが、
「難しすぎるんだけど・・」
とリビング持ち込まれた課題をきいてビックリ!めっちゃ難しい。でも面白い。どんな内容だったか少しご紹介させていただきます。
IB Japaneseと国語の違い
日本の国語(現代文)の授業では、音読をしたり、教科書を読んで筆者の気持ちや言葉の意味を考える、指示語などの示す内容を考える授業が繰り広げられます。テストでも筆者は何を言い表そうとしていましたか?等の記述がありますね。
ではIB Japaneseはどのような授業だったのか、IB Japaneseの授業では作品の分析を行っていました。これがまず、いわゆる国語と最も異なる点だと思います。
非文学作品の分析
実際我が子が通ったインター校では内容が、文学と非文学に分かれており、非文学では広告、新聞記事、スピーチ原稿などが題材にされました。私が娘から聞いた中で印象に残っているのは、広告の分析。分析する上で必要とされる項目やその手法については授業で学び、実際に自分で広告を選び分析していきます。キャッチコピー、サブタイトルの言葉やフォント、比喩表現、文字の配置などから受ける印象、効果。それらの手法を使って、どんなことを伝えたいのか。その広告が出された時代背景も調べ、分析し論述していきます。もちろん、正解はない!
非文学作品である新聞記事、広告などの分析は将来仕事に就いた時、消費者へ読者へ何を伝えたいか、その効果を考えることができる。まさに、社会に出て役に立つことを実践するような授業だと感じました。
文学作品の分析
文学では芥川龍之介の「羅生門」「鼻」、ヘンリック・イプセンの「人形の家」、 フランツ・カフカの「変身」などが題材とされていました。(先生が題材を決めるので、IBJapaneseだからと言って同じ作品を取り扱うとは限りません)誰もが知っている有名な作品ではありますが、これも非文学と同様に分析をします。分析する上で、項目になるのは作品の書かれた時代背景、そして筆者自身の生い立ちも含まれます。この文学作品には筆者の生まれ育った環境こそが、作品のベースになっているのではないかという考えです。
MYPのJapaneseでは
下の子の体験したMYPのJapaneseの授業では、「尊厳死について」の論述が課題として出されていました。授業では「尊厳死を認める、認めない」でグループを分けてディベートがありました。授業に臨む前に我が子は、世界各国の尊厳死のあり方ついて、ネット上に広がる様々なデータや文献を読んでいました。その全ての情報を通して、自分の意見を固めレポートにまとめたようです。
IBの授業の魅力
Japaneseの授業でありながら社会の問題をどのように解決すべきか、考える。教科横断型の授業。一つの課題に取り組むことで、「自ら」情報を得、考え、論述する。これがIBの授業であり、魅力だと思っています。
日本の教育全てを否定するつもりもありません、むしろ良いところも多くあると思っています。それと同時にIBの教育に触れ、これもまた素晴らしいと思っています。日本の教育にIBのエッセンスを取り入れ、楽しみながら学べて子供達が成長できる、そんな教育の場が増えていくといいな〜と思います。
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