IB..? SAT...?これを見ればだいたい分かる!『海外・国際系アカデミックイニシャル用語解説集』
皆さん、こんにちは😃
EDUBALアンバサダーのMihoです。
今年も帰国子女枠受験が始まりました!
この時期、保護者の皆さんの一番の気がかりは体調管理だと思います。
私自身も昨年の今頃は、とにかく体調管理に気を揉んでおりました💦
南国から一時帰国で受験をされる皆さん、
乾燥!とくに乾燥対策にご注意ください!
乾燥は、肌に、目に、唇に、とあらゆる箇所に不快感をもたらすので、
筆者は、マスク、ボディローション、目薬、リップを常備して、
受験生である子供に用意しておりました。
普段でも慌ただしくなってくるこの時期、
皆様、どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
さて、今日は、私自身も最初はほとんど理解できずに苦しんだ、
アカデミックイニシャル用語のご紹介&ご説明を致します。
昨今ではIBプログラムが広く世間に浸透していて、
IBと聞けば、ああ、IBね。と、
すぐに何を意味しているか分かるようになったものの、
長女の高校を探し始めた当初は、
その内容を全く理解していませんでした…。
周りの雰囲気からも「それって何?」と聞けないまま、
うんうんと話に付いていき、会話の中で迷子になった…。
って経験、きっと私だけではないはず💦
そこで今回は、私自身の備忘録のためにも、
海外・国際系のスクールのカリキュラムやプログラムに、
よく出てきがちなイニシャル用語を集めてみました。
「あれ?これ何だろう?」と止まった際に、
見返して頂けたら幸いです😃
IBとIB関連
まずは、何はともあれIBからいきましょう!
IB
IB(国際バカロレア)とは、
スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が提供する、
国際的な教育プログラムです。
そして全てのIBプログラムは、
国際的な視野をもつ人間の育成を目指していて、
人類に共通する人間らしさと 地球を共に守る責任を認識し、
より良い、より平和な世界を築くことに貢献する人間を育てること
を目指しているそうです。
(ちなみに2024年6月時点で、IBの認定を受けている学校は世界160の国と地域において約5,800校あり、日本のIB認定校は2023年3月時点で207校だそうです。)
さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ⏬
「国際バカロレア(IB)の教育とは?」〜国際バカロレア機構より〜https://www.ibo.org/contentassets
上の表にもある通り、
IBプログラムは3歳からのPYPから始まり、
19歳までのDPと続きます。
以下、それぞれの内容をまとめてみました。
IBPYP
PYP (Primary Years Programme)は3歳~12歳までが対象。
精神と身体の両方を発達させることを重視しているプログラム。
IBMYP
MYP(Middle Years Programme)は原則として11歳~16歳までが対象。
青少年にこれまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラム。
IBDP
DP(Diploma Programme)国際バカロレア・ディプロマプログラムは、
16歳から19歳を対象とした2年間の課程です。
IBDPを修了すると、国際的に認められる大学入学資格(「国際バカロレア資格」「IB 資格」「DP 資格」「フルディプロマ」など)を取得することができ、海外や国内の大学で、IB Diplomaのスコアのみで受験できる学部もあるそうです。
IBCP
CP(Career-related Programme )キャリア関連プログラムは、
16~19歳を対象としたプログラムで、生涯のキャリア形成に役立つスキルの習得を目指して構成されています。
2024年11月現在、IBCPを実施している学校は日本国内にはまだないようです。
そこで日本でのIBCPは現在どうなっているのだろう?と調べたところ、
2023年12月05日の学校法人 長野日本大学学園のニュースに、
『日本国内初!「国際バカロレア(IB)Career-related Programme (CP ) の候補校」に認定されました。』とありましたが、まだ導入には至っていないようです。
(もし新たな情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら教えてください。)
日本語DP
さらに、国際バカロレア機構と文部科学省は、
日本におけるIBの普及に向け「デュアルランゲージ・ディプロマ・
プログラム(以下、「日本語DP」)」プロジェクトを共同で実施しています。日本語DPでは、6科目のうち最大4科目まで日本語で履修することが可能なのだそうです。(2科目以上は英語で履修)。
ここまで読んでもっとIBについて知りたい!
と思われた方はぜひ下の記事を読んでみてくださいね⏬
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SATとSAT関連
<アメリカ・USカリキュラム>
SAT
SATとは、アメリカの高校生が受ける大学進学のための標準テスト(Standardized Test)で「エスエイティ」と呼び、
私達のような外国人が、アメリカの大学試験を受ける際に提出する書類の1つです。
アメリカの大学は入学審査において、
高校の成績やエッセイ(自己アピールの作文)、推薦状などとあわせて、
このSATのスコアの提出を求めています。
入学でなく留学の場合は必要としない場合もありますが、
ハーバードなどの超名門校になると、
留学生でもSATの提出を求められるそうです。
また、SATはアメリカの試験ですが、
日本の帰国大学受験や国際系学部の受験でも、
スコアの提出が求められる場合があります。
必須としていない大学であっても、
スコアを提出することで有利になることがあるそうです。
SSAT
SATはアメリカの高校生が受ける大学進学のための標準テストでしたが、
こちらのSSAT(Secondary School Admission Test)は、アメリカの私立中学・高校に入学を考える方には避けて通れない試験だそうです。
SSATは、◎Verbal(語彙)◎Quantitative(数学)◎Reading Comprehension(読解)の3つのパートから構成されています。
試験自体は現地アメリカ人の学力、英語力を検査するものとして作成されているため、日本で高校を受験する以上の学習量が必要となるようです。
PSAT
PSATはアメリカの高校生がSATの模擬として受験するテストです。
求められるスキルはSATとほぼ同じで、
Critical Reading、WritingおよびMathの試験を含みます。
また、PSATは全国優秀学生の奨学金を申請するためのテストにもなるそうです。
ACT
ACTとはAmerican College Testの略称。
SATと同じくアメリカの高校生を対象とした大学進学適性テストのことで、その内容は英語、数学、読解力、科学的推論の4科目で構成されています。
AP
APとはAdvanced Placementの略称。
IBDPに比べると認知度は低いものの、
アメリカの大学を目指す人の間で注目を集めつつあります。
こちらのAPも、SATを実施していることでも知られるアメリカの非営利団体「カレッジボード」によって開発・運営されています。
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GCSE
<イギリス系カリキュラム>
GCSEとはGeneral Certificate of Secondary Educationの略称。
イギリスの国家試験で、イングランド、ウェールズ、北アイルランドのセカンダリースクール(公立)やシニアスクール(私立)を卒業する年度に受験する学力試験です。
GCSEは、日本の学年でいう中学3年生、高校1年生が対象で、
成績によって高校の科目選択や将来の進学先を左右する重要な試験です。
イギリス系インターナショナルスクール、イギリスの現地校に通う際に必要になる試験だそうです。
IGCSE
IGCSEとはInternational General Certificate of Secondary Educationの略称。インターナショナルスクールの生徒を対象にした、海外の学校向けに特別に作られたGCSE資格です。
イギリスが義務付けている学校終了時の資格試験で、
ケンブリッジ国際中等教育修了証とも呼ばれています。
14歳から16歳を対象とした世界で最も人気のある国際カリキュラムで、
130カ国以上、およそ2300校で教えられているそうです。
Aレベル
AレベルとはGeneral Certificate of Education, Advanced Levelの略称。
イギリスの大学入学資格として認められる統一試験で、
イギリスの高校生は、大学進学のために通常2年間Aレベルで勉強し、
A2レベルの試験に合格することで大学に入学することができます。
Aレベルは英国ケンブリッジ大学傘下の教育機関(Cambridge International)が提供している国際資格で、大学教育を受ける前の16~19歳の学生を対象に提供している高校卒業資格及び大学入学資格です。
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PBL
Project Based Learning(問題解決型学習)の略称。
知識を暗記するような、生徒が受け身の学習方ではなく、
自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育方です。
「正解のない議論(課題)を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけること」をとおして、「主体的・協働的に問題を発見し、解決する能力」をつけるために適した教育方法が問題解決型学習(PBL)であり、昨今注目されている教育方です。
DDP
Double diploma program(Dual Diploma Program)の略称。
ダブルディプロマプログラムというのは、
国内と海外の2つの学校の卒業資格を得ることができる教育プログラムのことで、海外大学へ進学希望している人には大きなメリットとなります。
進学したい大学や国によって内容や値段もさまざまなので、
もしDDP取得をお考えであれば、まずはどの国のどの大学を志望するかを
予め絞られることをお勧めします。
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さて、今回ご紹介したアカデミック用語はいかがだったでしょうか。
今回の用語は、まだまだたくさんある中での代表的な用語をいくつかピックアップしてのご紹介でした。
どちらの用語も、海外や国際系へ進まれる方には、馴染み深くなる用語ばかりだと思います。
「あれ、何だったっけ?」となった際に、是非読み返してみてくださいね😃
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