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【一時帰国中】2024年帰国子女の体験留学と母の思い

こんにちは。
久しぶりの執筆となりました、EdubalアンバサダーChieです。暑い夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は梅雨の始まりと共に夏の一時帰国生活を始め、早6週間が経とうとしています。1ヶ月以上の実家暮らしは色々とありますね…(笑)そろそろハノイに戻りたいな、という気持ちになっている今日この頃です。

さて、この一時帰国中、子どもたちは今年も日本の小学校に体験入学をさせてもらいました。普段はベトナムのインタナショナルスクールに通う我が子たち。緊張や不安がありながらもクラスに飛び込み、学びを共にさせてもらいました。今日はそんな子どもたちを見て感じたことを綴ってみたいと思います。

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楽しく登校する子どもたちと私のもやもや

初日の朝はガチガチに緊張し、自分達で考えた自己紹介を何度も唱えながら登校した子どもたち。しかし帰ってきた時は別人のようで、すぐにお友達と遊ぶ約束を取り付け、次の日からも楽しそうに通いました。そんな我が子たちを見ながらふと感じることがありました。

「もしかしたら、この子たち(特に長女)は日本の方が合っているのかもしれない」

という思い。

いえ、去年の体験入学でもうっすらと感じていたんです。でもその思いに蓋をし見て見ぬふりをしていました。

「うちの子たちは海外生まれ海外育ちだし」
「日本より海外の方がのびのび成長できるはず」
「日本の学校はまだまだ一方的で…」

だから

「海外(インター校)にいる方が楽しめるに決まってる!」
「我が子たちには海外(インター校)が合ってるに違いない!」

そう思い込んでいたし、思い込もうとしていました。

でも実際に日本の学校に通う彼女たちは、ちょっとした不満は出たものの、すぐにお友達を作り、ワクワクしながら楽しそうに学校に行くんです。そうして楽しそうに通う我が子たちを見て、今年も体験入学させて良かったなと思う反面、「あれ?」と思う自分がいました。

「馴染めなさや、窮屈さは感じないの?」
「”インターの方がよっぽどいい!”って言わないの?」

と、ちょっとショックにも近いような感覚を覚えました。

我が子たちが羨ましかった

何を隠そう、私自身が日本に堅苦しさを感じていた張本人。
日本で生まれ育ち、世界に出たくてしょうがなかった若かりし頃の私は、中学でボランティア留学に出て、親に頼み込んで高校で1年留学を経験しました。そんな私にとって、今の我が子たちの状況はあまりにも羨ましかったのです。だから「日本よりもインターナショナルな環境の方が良いに決まっている!」と疑いようもありませんでした。でもそれは私の経験と価値観からくる思い込みに過ぎなかったのかもしれません。海外で生まれ育った我が子たちにとっては日本は、私とは違う感覚で捉えられているのだと感じました。

迫る決断の時

日本の学校に楽しそうに通う子どもたちの姿を見ながら、自分の思い込みに気づいた今年、長女は日本の学年で5年生、インターではミドルスクールに上がる歳。今後の軸となるアカデミック言語を決める時が近づいてきたように思います。

Edu-more plusのイベント【しゃべり場~インター校という選択、その先にあるものは?~】でアンバサダー泰真美さんが「アカデミック言語が変わると、言語の習得に時間とエネルギーを要してしまう。(=本当の学びが深まらない)」とおっしゃっていたのがすごく印象に残っています。

それまでは、海外に出たら英語で、日本に戻れば日本語。そんな風に流れに任せて良いんじゃないかと思っていました。しかし、生まれてからこれまでずっとアメリカ現地校やインター校で学んできたにもかかわらず、日本のお友達や日本が大好きで、コミュニケーションはもはや日本語の方が得意な我が子たち。今後の学びの軸となる言語をどちらにするのか、それを一度決める必要があり、その決断の時は近いように感じます。

流れに身を任せる時も大切ですが、自分の思いや価値観を大切にしつつも、ニュートラルな視点で子ども達をよく見ながら、意図と意志を持って方向づけ、決断していくこともまた大切なことだとこの夏、改めて感じました。

やっぱり日本が好き

毎年、日本に戻ってくると「やっぱり日本が好きだな。」と再確認します。そして子ども達もまた日本が大好きなんです。その気持ちは親子共通。だからこそ、学びの軸がどちらの言語だとしても、今後どんな学校に行くとしても、日本をより良くするために自分ができることは何だろうという問いを、いつも持っていてくれたら…そんな風に思っています。そして自分自身も常にその思いを大切にしていきたいなと思っています。

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