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【帰国受験】志望校選択~男子校に進学するメリット~

こんにちは。EDUBALアンバサダーのTakakoです。
今年度の受験が一段落し、来年度受験を迎える皆さんにとって主役の一年がやってきましたね✨

まず最初にすることは志望校選択(どの学校を目指すのか)。悩みますよね・・今回は、小3から中1を海外インター校で過ごし、中学受験で男子校に進学した息子の志望校選択、入学してから感じる男子校のリアルについてお話ししたいと思います。

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はじめに


「志望校はお決まりでしょうか?」

我が家は出願ぎりぎりまで悩みました💦

「志望校選択の際、何を一番重視しますか?」

志望校選びでまず思いつくのが「偏差値」ではないでしょうか。
模試の偏差値で学校を選ぶのが一般的ですが、偏差値だけで判断できないのが帰国受験。実力以上の学校にも行けちゃうのが帰国受験。(入学してからの定期テストでの惨劇はさておき・・・💧)

次に、志望校を選択する際にキーワードとして思いつくのが、「校風」、「通学時間」、「部活動」、「受験科目」、「国際系かそれ以外か」、「伝統校か新興校か」、「進学校か大学附属校か」などが挙げられます。

併せて、「共学校か別学校(女子校・男子校)か」という点も考えたことがある方は多いのではないでしょうか。

我が子にとってどんな環境がいいのか一校一校を入念に調べ、親子ともに納得のいく一校を見つけたいですね!

なぜ男子校を選んだのか

まず最初に次男の海外歴について簡単に・・

次男の海外歴
生後9か月~3歳9か月 ロシア(約1年半 モスクワ市立幼稚園)
小学3年夏~中学1年夏 オーストリア(約4年 インターナショナルスクール)


志望校選択の時、もちろん共学校も選択肢の一つにありました。

実社会では女子も男子もいるわけだから共学の方が社会性が身につくんじゃないかなぁ。。女子と男子それぞれの視点からアイデアを出し合い、男女で協力して成し遂げた体育祭や文化祭は青春よね🤩✨
6年間男子ばかりで過ごしたら、大学や社会に出た時に女子とうまく話せるのかしら・・

最後までちらちら脳裏によぎりました。

どの学校を選ぶかによって子どもが6年間で経験することが違い、人格形成にも影響するんだろうかと案じ、あらゆることが気になってしまっていた時期がありました。

テニスのサマーキャンプにて。年の近いコーチは身近な存在。

そんな中、なぜ男子校を選んだのか。
自分のペースで焦らずゆっくり成長できる環境
だと思ったからです。

息子は、幼少期3年間、小3から中1までの4年間海外で過ごしました。約2年4ヶ月日本の小学校に通い、日本語力が確立する前にまた海外で生活することになりました。日本語があやふやのまま小3の夏から英語環境に突入し、日本語も英語も(ドイツ語も)中途半端?というんでしょうか、英語も日本語も日常会話は苦労していなかったのですが、アカデミックなことを思考する言語が定まっていないように感じました。
日本生まれ、日本育ちの私は、「なんでこんな簡単なことがわからないんだろう・・」と、息子の帰国後の生活が心配になり、知らず知らずのうちに息子に対し高い要求をしていたと思います。息子はその要求にこたえられず、もどかしい思いをしていたに違いありません。。

このまま一生こんな状態が続くんだろうか、と途方に暮れることもありました。

(今から思うと勝手な思い込みで)この子はちょっと控えめだから共学に行ったら萎縮しちゃうんじゃないかな・・女子とうまく話せないかもしれないな・・と今から思うと余計な心配なのですが、あの頃の私には情けないことにThird culture kidについての理解が欠けていました。

そこで、通学時間が少なく、先生との距離が近く、自分のペースで過ごすことのできそうな男子校を提案することにしました。

Primary school 卒業

かわいいなぁ、男子って♡



先日、息子の学校の授業参観がありました。体育祭や文化祭ではわからない普段の学校生活が見える授業参観は外したくないイベントの1つです。
私は共学出身なので、男子校ってどんな感じなんだろうとちょっと興味もありました🤭

「うわっ、距離近っ」というのが第一印象(笑) 
休み時間には肩をくんだり自然な感じで生徒同士の距離が近くて、、肩を組みながら「誰のお母さんですか?」なんて聞いてくれたりして、なんだかみんなかわいい💖男子ってぶっきらぼうなイメージだったけど、自宅にいる時もこんな感じなのかな、と思うくらい自然体でピュアな男の子たちにキュン🙌

2時間目、3時間目は理科の授業でした。男子の心をくすぐる理科実験3連発です!
途中屋外に出て「水素爆発を体感しよう!」という男子の心をくすぐりそうなネーミングの実験が行われました。保護者も外に出て実験の様子を見守ります。
水素と酸素をビニール袋に入れ、それをろうそくの火で燃やすというもの。
許可を取っているとのことでしたが、かなりの爆音で(笑)保護者はびっくり!生徒たちの目はいつもに増してキラキラしています👀✨

屋外に出て水素爆発実験


机上の学習だけではなく、こんな豪快な実験をさせてくれるなんて、少なくとも私がいた共学校ではありませんでした。男子が興味を持ちそうなことをサクッとさせてくれたことに期待以上の感銘を受けた母🤩男子校ならではのダイナミックな学びがここにあり!!

子どもはいつの段階で伸びるかわからない


以前の記事でも書きましたが、息子は中学に入ってから少しずつ自信をつけ始め、一回りも二回りも成長をしたのを実感している今日この頃です。


ここで、友人のお子さんが中高6年間で目覚ましい成長を遂げたというエピソードをご紹介。
中学受験勉強をスタートしたのが遅かった彼。入学当初の成績はいわゆる普通だったそうです。しかしこの彼、この学校の学習スタイル(まあまあ管理型?)にすごくマッチしたようで、入学後ぐんぐん成績を伸ばし、最終的には難関大学に進学していったそうです。
何が起爆剤になるかわからないものですね。

男子は女子に比べて成長のスピードがゆっくりですが、ある時見違えるくらい成長をする時期があります。
中学の間は比較的幼い子が多いかもしれません。しかし、ある日突然急成長する男子。だからこそ、勉強にスポーツ、体験学習、資格取得、プレゼンなど色替え品替え起爆剤をいろいろ準備してくれているのでしょう。
中学の間はしっかり目をかけ、成長とともに徐々に手を放していくという男の子の特長を知り尽くした男子校というのは、今はちょっぴり心配…な男の子にとって安心して過ごせる環境なのではないかと感じてます。

まとめ


共学校・別学校(女子校・男子校)というカテゴリーの違いはありますが、カテゴリーに関係なくそれぞれの学校にはそれぞれの良さがあります。ぜひお子さんにとってどんな環境がいいのかを一緒に考え、志望校選択を慎重にされることをおすすめします。
アンバサダーとして学校を訪問して先生方にお話を伺う機会が多いのですが、それぞれの学校には独自の素晴らしいこだわりがあり、どの学校もとてもいい教育をされているなぁと毎回感動しています。
入学してからミスマッチが起きないよう、我が子にはそれぞれの学校が持つどんな良さが合うのか、学校の理念、教育方針、校風、カリキュラム、学習スタイル、部活動、学校施設など、をじっくり確認して納得のできる志望校選択をしてほしいと思います。

息子は今、男子校という環境で、自分のペースを守りながら毎日着実に成長しています。子どもにとって最適(だと親が思う)な環境を選択できれば、子どもは自ら学び、自ら伸びていくのだと教えられた気がします。
海外に住んでいた頃のあの不安だらけだった自分に教えてあげたいです。『心配することはないよ、この子は自分の力で乗り越えて行くよ』と。

多感な時期に異性の目を気にせず、友だちと「バカなこと」もやりながら勉強や部活動に没頭できる男子校もいいものです♪ 我が家は、息子が息子らしくいられる男子校を選択してよかったと心から思っています。
今回の話が少しでも志望校選択の一助となれば幸いです♪


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