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帰国後感じる日本の学校の「違和感」【海外駐在】

こんにちは。EDUBALアンバサダーのHirokoです。
目を覆いたくなるような災害と事故で幕開けした2024年。
元旦に被災した方々を思うと心が押しつぶされそうになります。
これ以上何も起こらないことを強く強く願いながら
改めて穏やかに過ごせる日常こそが、最も幸せであり
日々のひとつひとつを大切に過ごしたいと思います。

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我が家はシンガポールのインター校で中学の3年弱を過ごし、帰国後まもなく2年になります。良い意味でも悪い意味でも帰国後受けた「違和感」を忘れ日本に同化しています。笑

「違和感」と言っても私自身はインター校に通ったこともないので実際のことはわからず、我が子が話していたことです。どれもこれも納得するものでした。帰国後に通っている学校が伝統校だから違和感を強く受けたのかもしれませんが…流行りの国際系の学校だとやっぱり違うのかな〜?忘れないうちに書き留めておきます。

違和感その1:授業前後の挨拶

帰国後、最初にシンガポールのインター校と日本の学校の違いについて真っ先に話していたのはこれ!

授業が始まる前、先生がガラッと教室のドアを開けて入ってくると日直が「起立、礼、着席」「よろしくお願いします!」の号令とともにお辞儀。「昭和か!」とイマドキの子たちのツッコミが入りそう…海外が長い子だとここは「軍隊なのか?!」と思うかもしれません。先生は常に尊敬に値する人で、生徒は教えていただく立場。日本語自体が尊敬語、謙譲語があるせいでしょうか??先生=絶対の雰囲気ありますね。

違和感その2:先生と生徒の距離

海外インター校では先生と生徒・保護者が直接メールがつながっていました。学校では生徒が緊張しながら職員室のドアを叩く必要もありません。だって先生には個人の部屋があって授業の前後に立ち寄ることができるから。いつでも質問できて(親の私たちが質問したことはありませんが…)ウエルカムな感じでした。一番驚いたのは「私も間違えることがあるからね」と言われたこと。「え?先生が間違えるの?」びっくり。前提に”先生も間違える”なら”生徒は間違えて当然!”と思えますね。間違いを恐れないようになって欲しい、そういう作戦だったのかは定かではありませんが、先生と生徒の関係がフラットなのが海外インター校でした。

違和感その3:テスト問題

少し前、テスト期間のストレスも重なっていたからか我が子の突然の暴言。
「審判のジャッジの種類、覚えて何になるんだよー!!(怒)」どうやら体育のテスト範囲についての暴言。主要教科でもマニアックなところまでテスト問題になる現実。それに加えて副教科もマニアックすぎるというか、うーん正直どうなんだろうと思われる内容。親の私が言ってはいけないことは重々承知しているケド。

「インターのPE(体育)のテストは、『健常者と障がい者が一緒にできるスポーツを考えなさい』って問題だった。こんなジャッジを丸暗記するよりずっとマシだよ!!(さらなる怒)」

それな!

どうなる日本、どうする日本

日本の教育、これでいいのかと帰国してから疑問に思うことが沢山あるけれど、残念なことに当面変わらなそうな感じがします。
「もっともっと調べたり体験する授業を増やして、皆が楽しく進んで学習する方が絶対良いじゃん!先生の話を聞いているだけの座学なんて、つまらないったらありゃしないよね。」と言う私に「理想はそうだけど、大学受験が変わらなければ大学受験のために指導をする私立中高一貫校の教育は変わらないに決まってるよ」とあっさり言う我が子。

大学受験が変わればって一体いつだろう?いわゆる総合型入試が全てになるってこと?ということは、膨大な小論文や志望理由書を読み、正当な合否判断ができる人や合否基準も必要のはず。真面目すぎる日本だから、それらが整うまでにはまだまだ時間がかかりそう。だけど、世界の動きや流れ置かれている日本の状況を気づいている人が少なからずいることも事実。

海外と日本を行き来するからこそ気づいたこと。すべて海外風にする必要は全くないけれど、いいところは取り入れて日本風にすればいい。海外とこんなところが違うんだよと1人が発信してできる波は小さなものでしかないけれど、帰国生!感じたこと発信して一人ひとり小さな波でも起こそう!


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