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学校は、「実績」ではなく「環境」で選ぶ

こんにちは、ラーレです。

勢いがあるうちに、もうひと記事。

私の娘は5歳です。もうすぐ小学生、小学校ではどんな成長をしてくれるのかは多少楽しみではあります。

さて早速本題に。皆さん、進学先はどのように選んでいますか?

私立vs公立、偏差値、距離、、、色々要素があると思います。

その中で、私の経験上一番大切にしてほしいなと思うのは「環境」です。

【高校選び】進学実績で決めてはいけない

どの高校でも、進学実績が公表されているはずです。この大学に何名合格!現浪比はこれくらい!伸びてます!みたいなアピールをする学校が多いですが、そんなの当の受験生には何の関係もありません。その高校に進学すれば、意中の大学合格を保証する訳ではないですし(附属はもちろん別ですけど)

なぜそんなアピールをどの学校もすると思いますか?

はっきり言います。保護者がそこしか見ていないからです。

確かに、数字として現れる実績ですから、意味はあります。「カリキュラム工夫しています!」「うちはこういうメソッドです!」という宣伝ほど空虚なものはありません。そういうものは、入学してみたらあら不思議、だいたいウソです。私が勤めていた高校も、当たり前の指導をさも特別かのように見せるのは得意でした。

進学実績に意味はないと考えます。どんなに進学実績が良い学校に行けても、その先は結局子供次第です。

ちなみに進学実績が学校名しか書かれていない場合、進学実績を売りにしていません(笑)数年前にまぐれで出た「東大合格」を示したいがために、あえて人数や年度を出さない学校はたくさんある・・・と思われますよ。

なので、私だったらやはり学校の雰囲気であるとか、本人のやりたいことがこの学校で達成できるのか、を考えます。高校受験であれば、本人も将来について考えていることがあるでしょう。向き不向きも両親は理解されていることでしょう。勉強が苦手なのに、「しっかり勉強させます!」という学校に行かせることは、誰も幸せにならない悪手です。

あとは距離ですね。高校生活は、「学校での時間以外をどう過ごすか?」の方が大事かなと思います。通学時間がもったいないです。近すぎるのも微妙ですが、30分以内で通学できる学校が望ましいと思います。

【中学選び】公立でもいいが、同級生の様子を見てみよう

中学選びは高校より難しいです。私立は確かに質が高いことが多いです。なぜなら評判が生徒募集に直結します。

結局、大事なのって口コミなんですよ。「あの学校いいよ!」って親しい人に言われたら信じますよね?私立は教員も変わらず、教育哲学や経営哲学が変わりにくいので、そこらへんの評判は信じてもいいと思います。(ちゃんと見学はいきましょうね、見学してもいいところしか見せてくれませんけど)

公立は難しいです。公立中学校でも評判を聞けばある程度わかると思うのですが、実は学年によって全く違う色を見せることがあります。

去年の中学1年はすごい良かったのに、今年の1年はなんだ!?みんな落ち着かないぞ!みたいなのは結構あります。隔年現象といいましょうか。

これを防ぐためには、小学校時代のクラスメートの様子をよく観察する必要があります。その中で、地域にもよりますが勉強のできる子が数名〜最大5割くらいは私立中学校に進学します。その残りのメンバーで公立中学校に行くと考えた場合、子供は耐えられそうでしょうか?

「こりゃあかん」と思ったら、私立受験を考えても良いと思います。

【結論】できる子はどこに行っても伸びる、子供に選ばせるのが大切

私は以前そこそこ荒れている中学校に勤務したこともあるのですが、やはり出来る子はどんな環境でも出来るんですよ(笑)元も子もない結論になってしまうのですが・・・どんなにクラスがうるさくてもちゃんと授業受けるし、授業がダメだと思ったら自分でやるし、すごいですよ。感心します。

なので、まずは子供を「自ら考え行動できる」子供に育てるのが、失敗しない学校選びの秘訣かと思います。学校選びに限らず、どの環境でも通用する能力を身に付けることが何よりも重要ですね。

あとは親が引っ張り過ぎてもいけません。もし進学先で何か壁にぶつかった時、親のせいにしてしまうケースがあります。「他責」ってやつですね。他責は本当に成長の邪魔をします。自分に原因を求めなければ、せっかくの成長機会を失うことになりますよ。

「今更遅いわ!」と思う方もいらっしゃるとは思うのですが・・・そういうケースの場合もまた今度書きたいと思います。今日はこの辺で、失礼します。

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