【本】こんなに哀しい恋愛小説
あんなに好きだったことは覚えているのに
今はそうじゃない
恋愛において、一番哀しい瞬間を描き切ったような作品でした。
魅力的に見えていた相手の全てが、輝きを失う瞬間
どの角度からもネタバレになりそうで書けないのですが、
男性と女性の目線から交互に語られる一夜の物語。女性側の視点が鋭く抉るように、話を動かしていくところが、登場する女性が魅力的な恩田氏らしい作品。
完全にフィーリングですが、『麦の海シリーズ』が好きな方は、少し新鮮にこの作品を読まれそう。逆に『蜂蜜と雷鳴』が好きな方は、ちょっと違ったかな、ってなってしまうかも?いろんな面がある作家さんというのも、改めて、すごい。
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