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「時代小説が読みたくなるわけ」が、ここに。
時々、ふとやってくる「時代小説気分」。
今回は題名の通り、江戸時代に生きるお寿司屋さんが主人公(実際には、押し寿司屋)。老舗店で修行をし、晴れて自分の店を持つことになったところから、「押し寿司の味」を試行錯誤しつつ、お店を盛り立てていくまでの日常が、周囲の人との交わりとともに描かれた小説です。
偉人を題材にした「歴史小説」と違って、江戸時代などに生きる市井の人を主人公にした「時代小説」は地味かもしれないですが、名声に左右されない、その時代の「粋」が分かるのは「時代小説」だからこそだと思っています。
どいうことが「無粋」で、どういう気遣いが「粋」なのか。
改めて、そういう価値観に触れる時間って、いいものです。
⬇️私の中の、Best of 時代小説
父親の反逆で不遇の時代を生きた少年が、剣の才能で道を拓いていく物語。高校時代の友人で、日本史博士みたいな子が「藤沢周平の書くたてが一番美しい」と語っていて、激しく同意した思い出があります^^
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