【小五と読書】亡くなった人と再び会えるなら
すごく昔に読んだきりでしたが、改めて読んでも、辻村氏の本ではこれがいちばん好きかもしれないな、と思いました。
「亡くなった人に満月の出ている間だけ会うことができる」
という、ともすればハートウォーミング、お涙頂戴な設定の中で、まるで、甘い、酸っぱい、苦い、しょっぱい、辛い、、ひと匙ずつ違う味わいがあるようなところが、彼女らしい作品。
論理的に筋の通った話ができる人は賢い。
そして、それと同じくらい、抽象的な物事を語れる人は尊い。
人は死んだらどこへいくのか、
生きている間に何をするのか。
この本をシェアしながら、娘ももうそういうことが考えられる年齢に来ているんだな、と嬉しく思います。
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