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【小6と読書】ご近所に美術館がある贅沢

市の財政破綻により、篤志家の寄贈した珠玉のコレクションが、売却の危機にさらされる…

実話をもとにしたお話。とても短く、ストーリーもシンプルなので、さらっと読める本です。そして、その建築の美しさ、地元民から愛されている描写に、デトロイト美術館に実際行ってみたくなりました。

どれだけ大きな美術館でも、また、どれだけ小さな美術館や企画展でも、個人的に「この一枚」と思う絵がきっとあると思います。

けれど、それを折りにふれて、見に行くことは案外難しい。そもそも旅先だったり、貸し出しされたものだったり、あるいは作品保存のために限定公開だったり…。そう考えると、自宅の近くに素晴らしいコレクションがあって、それが開放されている贅沢って、ちょっと比類ない。そんなことを思った作品でした。

日本はその点、小規模ながら愛される美術館が全国にたくさんあって、素晴らしいです。


よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!