【小6と読書】とっつきやすい温故知新とか政治の話
最近読んだ2冊が、どちらも長女にウケがよさそうだったのでご紹介です!
1。予備校講師の世界の名将・愚将に学ぶ教訓譚
劉備、ナポレオン、ハンニバル、ビスマルク、豊臣秀吉…、国内外の名将・愚将の戦略と戦術、陥った罠を15章に渡って記した本。予備校の人気講師ならではの、その時代生きていましたか?というような見聞き感が、歴史を身近に感じさせてくれる本だと思います。
2。売れない役者が総理にされた
顔が似ているというだけで、売れない役者が総理の替え玉にされるという、トンデモ設定なのですが、既得権益を守ろうと汲々としている政治家や官僚相手に、素人目線で義憤を感じ、行動を起こしていく様子が痛快な物語。
素人総理ということで、話中では、官房長官と経済学者が二人がかりで彼を支えていきますが、そのレクチャーを通して、政治に詳しくない読者も問題が整理できるようになっていて、公民をやった小中学生くらいであれば、楽しめるようになっています。
特に、物語の中で語られる、日本お得意の「臭いものには蓋を」してきた結果は、まさに今の日本が対峙している問題であり、その設定がしっかりしていることがこの物語を考えさせるものにしていて、
詳細は変えられていますが、あの時、大したパイプも持たず、別の国に人質の命を頼るしかなかった反省を今、娘世代にも知ってもらいたいと思います。
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