ぴよログ個人開発ってまじか!めっちゃ使える育児記録アプリなので語りたい!
たまたまこんな記事を発見!
育児界では超有名な記録アプリ『ぴよログ』開発者のインタビュー記事です。
まさか個人開発アプリだったなんて!!
毎日めちゃくちゃお世話になっているし、とんでもなく優秀なアプリなので、感謝の気持ちを込めて、ぴよログについてつらつらと語ろうと思います。
育児界の超有名アプリ『ぴよログ』
私がぴよログを知ったのは、twitterのマタ垢(マタニティアカウント=妊娠中の女性が主に妊娠・出産の情報収集や発信のために使うアカウントのこと)を見ていた時。
「生後1ヶ月と現在の睡眠時間の違い!」として、睡眠時間まとめ画像がアップされていました。
実際の睡眠時間まとめ画面
そこには「ぴよログ便利ですよね~」「私も使ってます」みたいなコメントがいくつかついていて、その時は「ふーんそんなのがあるんだあ」と。
当時の私は、なぜおむつや授乳、睡眠時間の記録をしておく必要があるのかなんて知る由もなく、ブログみたいな目的で使っているのかな?と思っていました。
実際に育児をしてみると、これらの記録が非常に重要ってわかるんですけどね(笑)
とはいえ、いざ使いたいとなったときのために、なんとなくその場でダウンロードしておいたのです。
コロナ禍で面会禁止の入院生活の支えに…
私が出産した病院は24時間母子同室でした。
帝王切開だったので、点滴や痛み止めにつながれながら初めての育児が始まったのですが、痛みとさまざまな管につながれている状態で自分のことすらもままならないのに、触ったこともない新生児が目の前にやってきて、初日で挫折しました(笑)
世の中には育児している人、育児経験のある人がごまんといるわけで、出産前は「みんなできているんだから、まあ私もなんとかなるだろう」という感覚でした。
というかそれすら考えていないレベルだったと思います。
が、育児って本当に大変。
やっちゃえばなんとかなるんだけど、なんとかするためにみんなここまで身を削ってたのか、と衝撃を受けました。
私が入院した時はコロナ禍で面会禁止。
狭くて日当たりの悪い個室、連休中の静まりかえった雰囲気、
そんな非日常の空間で、たった1人で初めての育児をするのは地獄の一言でした。
(退院して病院を出た時のシャバの空気のうまさは一生忘れない(笑))
「せめて夫が面会に来てくれたら、この大変な姿を見て、少しでも育児の過酷さを理解してもらえるのに…」
「入院期間の孤独な育児を経験した私と、そこを乗り越えてきた私からレクチャーを受けながら、住み慣れた我が家で育児デビューする夫。この先何があっても、この差が埋まることはないんだろうな」
そんなことばかり考えては憂うつになって、産後2~4日頃はずっと泣いていました。
私「今日の授乳は2時間かかって、そこからも泣き止まなくて、結局全く寝ることもできずやっと夜ご飯だよ。シャワーも行けなかった」
夫「そうなんだ大変だね。お疲れさま!俺は今テレビ見てるよ~」
(いやいやいや!違う!
私は近況報告しているわけじゃなくて、育児の大変さを伝えているのだよ!!)
こんなメッセのやり取りがあって、「赤ちゃんがいる生活のリアルを夫に理解してもらわなくてはならない」と危機感を覚えました。
(ちなみに夫はめちゃくちゃ家事とかやるタイプ。育休もとってくれた。かつ自他ともに認める愛妻家。そんな夫でも、経験したことがない育児の大変さを理解してもらうのはとても難しいんだなとショックでした。育児はやってみないと大変さがわからない、想像もつかないっていうのは私も重々承知していたので仕方ないとは思いつつも、できるだけ早く同じ感覚を共有しないと、私の心と体がもたないし、夫のことを嫌いになってしまう、とあの時は本当に焦っていました。)
そこで思い出したのがぴよログです。
どんなお世話をいつしたのかがパッと見でわかるし、コメントも書き込めるので、私がどんな生活を送っているのかわかりやすいかも、と思いました。
早速ぴよログで記録を開始し、夫に共有して、夫には空き時間ができるたびにぴよログを見るようにお願いしました。
私も、自分が学んだことは夫に共有する努力をしなければならないと思い、毎回大量のコメントを書き込みました。
入院中の実際の記録。私の試行錯誤メモにもなっていました
効果はてきめんで、「今日は午前ずっと寝てたね」「ミルクあんまり飲めないの?」みたいなメッセージが夫から送られてくるようになりました。
実際のメッセージ
ひとまず育児とはどのようなものなのか、少しでも夫に伝えることができたようで、それだけで私の心はかなり元気を取り戻しました。
インタビュー記事には、
ユーザーからの意見で印象的だったものはありますか?
奥さんが「里帰り出産」をするときに、旦那さんが子どもに会えなくても、育児記録を通じて子どもの様子がわかって嬉しい、という意見です。
と書かれていますがこれは本当にそう!
嬉しいのもそうだし、女性側は「理解してもらえる」ことの安心感が得られるし、男性側も疎外感の解消ができたりするのが大きなメリットだと思います。
母乳育児のお供に便利!
産後3日目頃からは本格的な母乳育児が始まり、母乳の出や赤ちゃんの飲み方を見ながら、看護師さんに「右5分、左5分でやってみよう」みたいに毎回細かくアドバイスをもらっていたのですが、ここでもぴよログが大活躍!
タイマー機能がついていて、授乳時間データをそのまま登録できるのでとっても便利!
看護師さんも「便利~!」って感動していました。
タップし忘れたまま授乳を始めちゃって、看護師さんに開始を押してもらったことも何度もあったなあ(笑)
アラームや通知音が「ピヨピヨ」なのも、うるさくなくて嬉しいんですよね。
ぴよログのおかげで引継ぎが超スムーズに!
そんなこんなで、ぴよログのおかげで入院期間を乗り越えることができ、夫も無事にイクメンに!
というか、イクメンなんて呼ぶのが失礼なくらい、私より育児スキルが高いお父さんになりました(笑)
ので、育児は阿吽の呼吸でやれていて、夜中は起きられたほうがおむつ替えと授乳をしています。(私はしばらく寝たふりをしているので、だいたい夫がやってくれますw)
私は朝のんびり起きて、「どれどれ夜中は…。2回も起きてお世話してくれたのかあ」「次の授乳は1時間後ね」と、ぴよログをチェックするだけで、夜の様子やこのあとの授乳時間を簡単に把握することができています。
自分が知らないところで、もう一方がどれだけの育児をやってくれたのかが一目でわかるのがぴよログのいいところ。
だから我が家では
「3時の回はなかなか寝なかったんだね。大変だったよね、ありがとう!」
「お散歩いってくれたんだね、ありがとう!」
「今日うんち出てないね~。帰ったら浣腸一緒にやるか~」
みたいなやり取りが日々行われています。
実際のやり取り
私たち夫婦にとっては当たり前のやり取りなんですが、改めて考えてみると、思いやりにあふれているし、チームワークもばっちりだなあって、自分のことながら感動しちゃいます。これってとっても幸せなことなんだろうなと思います。
最近では私が仕事に行って、夫がワンオペする日もたまにあるのですが、そんな時は外出先から子供の様子をチェックできるので安心です。
「ずっと寝ててミルク飲んでないから、そろそろ起こしてあげて!」
「おむつ替えてないけど大丈夫?」
みたいな指示も出せて超便利!
「Hey Siri!」でなんでも記録してくれるの天才!
我が家では、「泣く→おむつ替え→授乳→寝る」のルーティーンが定着しています。
ただこれだと、泣き始めてから寝るまでの少なくとも30分間(長ければ2時間くらいかかることも。)はアプリに記録するのが難しい状況です。
泣いているときはいち早く駆け付けたいし、おむつ、授乳、寝かせるの一連の流れの中でスマホをいじることってなかなか難しい。スマホが近くになかったりしたらもう大変。
我が子は授乳のあとにぐずったとき、私のお腹の上でうつ伏せにすると安心して寝てくれて、起きるまでその体勢のままになってしまうので、その時にスマホが手元にないと起きるまで記録ができません。
ですが、ぴよログは音声で記録をすることができるので、スマホが手元になくても記録ができてめちゃくちゃ便利!
例えば授乳の時はこんな感じ。
私「Hey Siri!ミルク!」
Siri「何ミリリットルですか?」
私「100」
Siri「はい、10時30分に、ミルク100ミリリットルを記録しました」
設定はこんな風にやってます。
どんな言葉で入力するかも自分で変えられるのでかなり便利です。
普段はあまりSiriを使わないのですが、ぴよログを使うときは大活躍!
この瞬間はいつも、未来の育児をしている気持ちになります(笑)
次回の授乳時間も聞けば教えてくれるので、本当に便利!
夜暗い部屋では「スマホどこだっけ!」ってなることも多いので、そんな時にも活躍しております。
未来か‼
未来すぎる育児記録アプリ『ぴよログ』、万歳!
インタビュー記事によると、ぴよログは開発者自身の育児への悩みから誕生したアプリなんだそう。
もともとは、自分に子どもができたときに、育児記録が夫婦で共有できず、僕が育児に参加しにくくなってしまった、という体験がきっかけでした。
(中略)
せっかくアプリをつくれるのだし「自分たち夫婦のために」育児記録が共有できるアプリをつくろうと。
そうした経緯で開発したのが「ぴよログ」というアプリでした。
(中略)
はじめは、最低限の機能でアプリをリリースして、そこから2年間ずっと、アプリの改善を続けてきました。
(中略)
最近だと「おむつを替えながら記録をつける」って大変なことなので、Siriをつかって声で記録できるようにしたんですよ。
これも僕が妻に「こんな機能はどう?」と提案して、いいねと言われて実装したのですが、ツイッターでお母さんたちからも良い反響がありました。
いまでも基本は、一緒に子育てする妻の意見を聞きながら、自分たち夫婦がつかいやすいようにという発想で、アプリの開発を進めています。
実際に育児をしている男性が、奥様の意見を聞きながらアップデートを重ねているから、こんなに素晴らしいアプリになっているんですね!
使い勝手にしても、男性が自分事として育児に参加しやすくなることにしても、
未来の育児アプリだなって思います。
そして、2年前(リリースから約2年)の時点でデイリーユーザーは13万人以上。今はもっとすごい数になっていると思いますが、そんな中でも開発者が問い合わせに真摯に対応しているらしいことに一番びっくりしました。
それだけユーザー数が多いと何が大変ですか?
やっぱり、問い合わせがたくさんくることですかね。とくに不具合が出てしまったときはほんとうに大変です。
10万人のユーザーがいると、0.1%にしかでない小規模なバグであっても、100人に影響してしまうので、問い合わせがたくさん来てしまいます。
スマホが壊れると「データ復元」を求めて問い合わせが来ます。もちろん対応はするのですが、毎日誰かしらのスマホは壊れるので大変です。
SNSとかアプリとかって、問い合わせしてもろくな回答こないじゃないですか(偏見?)。
自動返信なんだろうな~、なんにも解決してないんですけど!みたいな。
ぴよログの場合は、一つ一つにちゃんと対応してくれるみたいなので、それも素晴らしいですよね。
開発者は神か!
育児界の仏か!
ぴよログは日々の記録をPDFにして出力できるほか、そのデータを使って本にもできちゃうんですよね。
今は本の制作を楽しみに日々記録を続けています。
ぴよログ、本当にありがとう。
開発者さん、ありがとうございます!いつもお疲れ様です!
未来すぎる育児記録アプリ『ぴよログ』、万歳!