キラキラネームを避けたいのに、付けそうになってしまう落とし穴【子供の名づけ、こうやりました!】
先日第一子が生まれました。
生まれるまでで一番大変&プレッシャーだったことは、名づけです。
世の中のお父さんお母さんはどうやって子供の名前を決めているんだろう?
まずは名づけの方法をいろいろ調べて、そこから名前を決めていきました。
ということで、名づけに悩んでいる方のために、私がやった名づけの方法、注意点をご紹介します。
■私はこうやりました!名づけの方法
まずは、私がやった”響き重視”の名づけの方法をポイントごとにご紹介します。
①譲れない条件を決める
まずは名づけにおいて譲れない条件を決めました。
・親や先祖代々の漢字を一字使う
・漢字一文字の名前にする
・響き重視で選ぶ
・意味重視で選ぶ
…などなど、ざっくりと名づけの指針となる条件を決めます。
ここは本当にざっくりでいいです。
最終的に全く違う名前になる可能性もあるので、なんとなく決めておきましょう。
私が重視したのは以下の4点。
・響き重視
・女の子ならひらがな+「子」
・男の子なら響きがさわやかなものにする
・絶対にキラキラネームにしない
私自身、ひらがなの名前を気に入っているので、子供にもひらがなの名前をつけたいというのは以前から思っていたことでした。
嫌なことや不便なこともたまにあるのですが(特に子供のころは)、人生で知り合った全ての人の中で、ひらがなの名前の女性は3人だけなので、圧倒的に珍しいという点で気に入っています。(最近はひらがな率も以前より高まっているそうですが)
あとは、キラキラネームにしないというのが絶対に譲れない条件でした。
ただ、そんな私でも気づいたらキラキラネームを付けそうになっていた!という瞬間があったので、要注意です!
この記事の後半では、その理由と対策にも触れていきたいと思います。
②名前一覧に一通り目を通して気に入ったものをピックアップする
続いて、名前辞典で世の中に存在する名前を一通りチェックしました。
書籍だと定番はこちらでしょう!
名づけの基礎知識、前年のランキングが掲載されていて、音・画数・漢字・イメージなどの項目から名前を調べることができます。
ただ、最近は名づけサイトもいろいろあるので、私は書籍を買わずにネットで完結させました。
使ったのはこちら。
30万件以上の名前の中から、使う漢字、字数などを指定して名前を検索することができます。
響き重視なので、「音・響きから探す」を選択し、このサイトに載っている1万件以上の名前をすべてチェックしました。
気になる名前があったらメモし、念のためにその作業を2回繰り返しました。
この作業は妊娠7ヶ月目から始め、夫も同時にやっていました。
ちなみに、さまざまな名前を一度にたくさん見ていると、何がいいのか悪いのかわからなくなってくるので、ピックアップしてから数日時間を空けて再度見直し、取捨選択をしました。
時間をおくと、「なんでこの名前選んだんだろう?」というのもいくつか入っていました。
③2人の意見が合った名前をピックアップする
最終的に私と夫、合わせて50案ほどが出そろいました。
この中でかぶりは11案。
意外とかぶりがあったので、ここから絞り込んでいきます。
④周囲の人に確認
続いて11案を、両家の親に確認してもらいました。
名前が決まった後で、「なんか変じゃない?」「あんまり好きじゃないな」と思われるのは、子供がかわいそうなので。
ただ、あくまで最後に名前を決めるのは自分たち。
ここでは、「嫌な名前ない?」と聞くにとどめて、「これがいい!」という意見は聞かないようにしました。
両家から、同じ名前に対して「これはいまいち!」という意見が出たので、ここで10案に絞られました。
⑤ひたすら話し合う
ここからはひたすら話し合いました。
10案の中でも、自分の中でお気に入りというのがいくつかあったので、それをピックアップしたところ、最終的に2案に絞ることができました。
名前は一生ものなので、ここで妥協せず、しっかり意見を戦わせることをおすすめします。
⑥漢字を決める
さらに、2案に漢字をあてはめていきました。
(女の子ならひらがな+「子」のはずだったのですが、全く違う名前になったため…笑)
そして、最終8案が出そろいました!
⑦姓名判断を確認する
運勢も気にするほうなので、姓名判断もしてみました。
とはいえ、姓名判断って流派によって全く結果が違うんですよね。
そこで、ネット上でいくつかの姓名判断ツールをピックアップして、それぞれの結果を点数化して比較しました。
これで、姓名判断の結果がいい4案まで絞ることができました。
⑧最終案を周囲の人に確認
④と同様、最終案を両家の親に伝えました。
ここでもどれがいいかは聞かず、あくまでNGなものがないかを確認しました!
⑨顔を見て最終決定する
生まれる前に名前を決めておければ安心ですが、本当に決定するのは生まれてからでいいと思います。
何ヶ月もかけて、人によってはずっと前からこの名前にしたい!と思い続けて名づけをした人もいるでしょう。
ですが、会ったこともない人間の名前を想像や理想だけでつけるのは少々危険では?というのが個人的な考えなので、実際に生まれてから、顔や仕草を見て最終決定しました。
■キラキラネームを避けたいのに、付けそうになってしまう原因
無事に名づけを終えましたが、途中、絶対に避けたいキラキラネームになりかけた瞬間も多々あり、その原因にはさまざまなものがありましたのでご紹介します。
すでにキラキラネーム慣れしている
そもそも、キラキラネーム(DQNネーム)という言葉が一般的になったのは2000年代で、ここ最近のことではありません。
つまり私たちはすでに10年以上、テレビやネットでさまざまなキラキラネームを目にしているのです。
そのため、冷静に考えるとかなりのキラキラネームでも、「聞いたことがあるから」という理由で、そこまでの違和感を覚えなくなっていることがあります。
有名な芸能人と同じ名前だと特にです!
デビュー当時は「変わった名前…」と思っていた芸能人でも、今は何とも思わない、ということも多いのではないでしょうか。
名前を見すぎてわからなくなってくる
私の名づけ方法では、名前を50音順に1万個以上見ているため、だんだんと何が普通で何が変わっているのかがわからなくなってくる、ということがありました。
ゲシュタルト崩壊みたいな状態。
ただこれは、「③2人の意見が合った名前をピックアップする」「④ひたすら話し合う」の段階で排除できるはずなので、そこまで心配する必要はないと思います。
古いんじゃないかと心配になってくる
一番不安なのはここです。
ある程度名前が決まってきた段階で、「本当にこれでいいんだろうか?」という気持ちになってきます。
冷静に吟味してキラキラネームを避けたはいいものの、あまりにも時代遅れの名前だったりしないか、ものすごく不安になってくるんです。
キラキラネームを避けたいあまり、
「小学生時代にこんな名前の子がいたらどう思ったかな」ということをよく考えていたのですが、
つまり、私が考えた名前が20~30年前でも通用する名前になっているってことなんですよね。
30年ってかなりのタイムラグじゃない?本当に大丈夫?と不安になった瞬間が何回かありました(笑)
なので、まわりに幼稚園くらいのお子さんを持つ友達がいる場合は、どう思うか聞いてみるといいかもしれません。
■キラキラネームを避ける対策
キラキラネームを確実に避けるためには、名前が決まった段階で冷静に客観的になる必要があります。
私は以下のような対策をとりました。
周囲の人に確認する
自分の子供に名づけをしようと思っている人間が、どう頑張っても100%客観的になるのは難しいと思います。
そのため、私は「③2人の意見が合った名前をピックアップする」が終わった時点で、夫婦それぞれの両親に案を送り、おかしいと思う名前がないか確認をお願いしました。
家族でも友達でも、第三者に確認を取っておくのは大事だと思います。
実は知らなかった意味があったり、正しく読んでもらえなかったり、といった問題点に気づける可能性もあります。
大人になったときのことを想像する
今はかわいい赤ちゃんでも、いずれ歳をとります。
40歳でこの名前っておかしくないかな?80歳でこの名前っておかしくないかな?
と、歳をとったときのことを想像してみるのも大事です。
苗字と組み合わせてみる
意外と忘れがちなのがここです。
これはキラキラネームに限らずですが、名前が決まったはいいものの、いざ苗字と組み合わせてみるとものすごい違和感を覚えることもあります。
最後はフルネームがどうであるかを確認してみてください。
ここでご紹介したのはあくまでの私の体験に基づく一意見なので、ほかにもさまざまな方法や意見があると思います。
皆様が納得できる名づけができますように。
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