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ステムセルでさい帯血保存しました【実際の流れ】

先日、出産の際にさい帯血を保存しました!
そこで今回は、資料請求~さい帯血保存までの実際の流れを、私の経験を踏まえてご紹介します。

さい帯血とは?ステムセルとは?基本情報はこちら

資料請求

公式サイトで必要情報を記載して申し込みをし、2~3日で資料が届きました!(大き目サイズでポストに入らなかったので、郵便局の方から手渡しされました。)

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入っていた資料は、左上から

・ステムセル研究所のパンフレット
・さい帯血の概要と保管までの流れがわかりやすくまとまったチラシ
・さい帯血に関する新聞記事(2ヶ月前の、脳性麻痺に関する記事でした)
・委託契約書
・出産する人の健康調査シート
・依頼書=同意書(出産する医療機関に渡すもの)
・キャンペーンチラシ
・書類記入方法の説明書
・アンケート
・口座振替用申込書

の10種類。
それと、担当者さんの名刺も入っていました。

パンフレットには、さい帯血とはそもそもどういうものなのか、どんな治療に使われるのかといった基本的な情報をはじめ、保管者からの口コミ、保管場所の紹介、申し込みから保管の流れなどが掲載されていました。

申し込み

申し込みの際は、委託契約書、健康調査シート、依頼書に名前や住所、健康状態などを記載します。

健康調査シートはかなり細かな情報が必要となり、赤ちゃんの曽祖父母、おじおばまでの情報が必要な設問も1~2か所あるので、家族の協力も必要になります。
赤ちゃんの親の両親、祖父母だけで12人、兄弟がいればさらに人数が増えるので、それらの情報を集めることも考えて、早めに申し込み準備を始めたほうがいいと思います!

1年以内に不特定多数との性交渉がなかったか、麻薬などの使用経験がないかといった設問もあり、ちょっとびっくりしました。

また、個人的に大変だったのは、海外滞在歴の設問。
1980年以降(つまり生まれてから今まで笑)に滞在した国の名前、時期、期間を書くのですが、留学していた時期があるので、その時に遊びに行った国名や時期をすべて思い出して書くのが大変でした。
子どものころに海外旅行経験や在住歴がある場合は、これも両親などに確認する必要があるので、やっぱり申し込み準備は早めに始めるのが安心です!

全て記載したら、付属の封筒に入れて送るだけ。
依頼書は別途出産予定の病院に提出する必要があるので、こちらも忘れずに!

採取キット到着

申し込みをしたのは予定日から4ヶ月以上前。
以降先方からは全く音沙汰なしだったので少し心配でしたが、予定日1ヶ月ほど前に担当の方から「キットを送りますよ」との連絡がありました。
その際、簡単な流れや注意事項も説明してもらえました。
質問があればこの時にしてみるといいと思います。
(「病院への依頼書提出のタイミングはこちらからお伝えします」みたいな記載がどこかにあった気がしたので、ステムセルからの連絡を待っていたのですが、この連絡の時に「依頼書はもう病院に提出しましたか?」って聞かれたので、勝手に渡してしまってよかったみたいです)

さて、電話から数日後、大きな荷物が届きました!

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中身は以下の通り。

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とにかくいろいろ入っています。

ここで気づきました。
さい帯血の保存で一番大変なのは、採取した後の配送準備だと!

ステムセルでのさい帯血保存のためには、採取後48時間以内に施設に到着する必要があります。

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公式サイトにはこのような記載があったため、通常はもっと簡単なのかもしれませんが、私は地方の病院で出産したからか、配送の手配が非常に大変に感じました。

この場合、出産場所や時間帯によっては到着時間がぎりぎりになってしまうこともあるため、さい帯血の準備ができたら家族は急いで配送手続きをする必要があります。
それも、温度管理やらなんやらいろいろやらなければならないことがあるので、採取キットが届いたら必ず配送手続きをする人と一緒に中身の確認をしましょう!

私はこのタイミングで以下の3つを行いました。

・中身や配送の方法を夫と確認
・白い袋の内容物(母体血採取キット兼院内保管ボックス・さい帯血用血液バッグ・さい帯血簿外血準備梱包手順書)を病院に持って行って確認してもらう
・保冷剤と蓄熱材を冷凍庫に入れる

病院では、ステムセルでのさい帯血保存の依頼はたまにあるので、特に確認しなくても大丈夫だよ~と言われ、入院時に採取キットを持っていくことになりました。

採取

さて、出産当日。
実は妊娠中期から逆子が治らず、計画帝王切開での出産となりました。
帝王切開の場合、そもそも経腟分娩よりも出血量が多く、さらに、本来であればさい帯血採取よりも縫合を優先する必要があります。
さらにさらに手術室に採取キットを持ち込めない可能性があるので、十分な量のさい帯血を採れないことは事前に医師から説明されていました。

ただ、ステムセルでは採取しても保管ができない場合、料金は一切発生しません。

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そのため、病院には、とりあえず採れる限り採ってみてください、とお願いしておきました。

当日、赤ちゃんがお腹の外に出た後に、出血の状況を見ながらさい帯血も採っていただきました。
麻酔が効いているので当然なのですが、痛みも感覚も全くなかったです。

ただ、予定出血量が500mlだったのが1000mlを超えてしまったので、やはり帝王切開時のさい帯血採取にはリスクもあると思います。
術後はその出血のためにしばらく点滴で鉄剤も入れていましたし。

また、へその緒には全く影響なく、おへそにも普通にへその緒がついていましたので、その辺は心配しなくてOKです!

配送

病院には、採取したさい帯血は夫に渡してもらうように事前にお願いしていたので、私が縫合などをされている間に、スムーズにやりとりは終わったようでした。

ただ、コロナ禍での出産で、面会、立ち会いは基本的に全面禁止でした。
私は帝王切開(手術)だったため、万が一のために家族が待機している必要があり、運よく受け渡しが行えたのですが、
病院や出産方法によってはさい帯血を家族に受け渡すことができない場合もあるかもしれません。

事前に病院によく確認することをおすすめします。

保管報告・契約・支払い

出産から約半月後、簡易書留でいくつかの書類が届きました。

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・ご出産後のご案内
・さい帯血分離保管委託契約書(補遺)
・返信用封筒
・さい帯血の説明冊子
・請求書
・さい帯血採取・分離・保管契約書

さい帯血採取・分離・保管契約書には、さい帯血の摂取量や白血球数、像血管細胞数、赤血球数、細菌検査の結果、保管期間などが書かれていました。
さい帯血を採取しても保管ができない場合があると説明しましたが、この報告書で保管できたのかどうかが確認できました。

また、ステムセルには紹介者にも新規契約者にも特典があるお得な「ご紹介制度」があるため、紹介用にさい帯血の簡単な説明冊子もついていました。

そしてこのタイミングでやることは、保管委託契約書の記載・返送と契約料金の振り込みです。

そして返送と振り込みが完了してから2週間ほどで、さい帯血の保管が完了したことと、血液型検査結果の報告が届きました。

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この後は保管期限が来たら更新して…の繰り返しになるかと思います。

気になった点

無事にさい帯血の保管が完了したわけですが、一連の流れの中で気になったのは、とにかくステムセルからの連絡が遅い点。

契約書が向こうに到着した時点で、受け取り完了連絡や採取キットの配送時期などを教えてほしかったし、
さい帯血を送ったあともしばらくはどうなっているのかわからなかったので、心配でした。

簡単な連絡でもいいので、メールなどがくるといいのですが…。

ただ、最初の資料請求の時点で担当者の連絡先が同封されているので、気になる場合はこちらから連絡することはいつでもできます。
でも、向こうから連絡ほしくありません?(笑)

そんなこんなで、気になる点もありましたが、無事にさい帯血の保管が完了しました。
これを使う時がこないことが一番ですが、今後の安心のために、保管してよかったなと思っています。

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