記事執筆とは
クラウドワークスにてライター名「絵鳥」で執筆活動をしている個人事業主の江戸です。お陰様でクラウドワークスにて6年以上プロワーカーとして継続認定されています。
私は、クラウドワークスで開催するライター検定2級1級などを受講した経験があります。その際に、同じ志を持つライター仲間のグループで情報を共有する期間を経験しました。その期間以外は、ほとんど独学と自分の意思による選択で専業ライターとして生計を立てています。
執筆家(ライター)になった背景
シングルファザーで3人の子育て中の身です。15年の結婚生活を共にした妻が病気で他界しました。2019年の4月です。翌年の2020年12月より専業ライターとなって子供を中心に時間をやりくりして執筆活動を展開しています。
2012年よりネットビジネスに注目して以来、アフィリエイトを目的に無料ブログサービスやWordpress、Htmlサイトなどでサイト制作に没頭していました。その際に、試行錯誤しながら「相手に伝わる文章」を目指してアフィリエイトの紹介記事も自分で書いていました。
アフィリエイト収益の発生しているブログの中には、200ページ規模のサイトもあり、競合サイトが更新するたびに競う感覚で記事を投入していた記憶があります。そのような取り組みが文章を書くことへのトレーニングとなり、ライター業への敷居を下げたとも考えています。
その後、薬機法などの影響により、サイト運営者の権威性が問われるようになりました。このままアフィリエイトを続けるには、「専門性だけではなく読者を納得させる権威性が必要」と判断して、2017年よりアフィリエイト活動を縮小しました。この機会がライターへの本格的な参入となったわけです。
妻が生存中は、正社員として簡易宿泊施設のWeb集客担当に従事していました。その頃は、ライターの仕事をクラウドワークスで月に4万円~8万円ほどの副業として取り組んでいた次第です。大きく成長した転機は、2018年に取り組んだ仕事で月の執筆報酬が20万円以上になったこと。これを機に、プロワーカーの道が開けて現在まで継続して評価をいただいています。プロワーカーとして続けることで、現在ではライター業をメインに個人事業として専念しています。
そのような経験をふまえた上で、「私の思う記事執筆とは何か?」についてお話ししたいと思います。
執筆はすべての業務につながる扉となる
執筆は、すべての業務の可能性を導き出すと認識しています。その理由は、文章が相手に伝える最大の武器になるからです。たとえば、履歴書や職務経歴書などをイメージすれば、文章の効果を理解できることでしょう。
採用担当者は、求職者から送られた履歴書や職務経歴書の中身で「面接するかどうか」を判断します。履歴書に書かれている内容(コンテンツ)が採用担当者、またはその会社の経営層の興味関心をひくものであれば面接の機会を得られるかもしれません。その機会をつくり出すものが文章力です。
ライターが自分をアピールするときにポートフォリオを用意することでしょう。このポートフォリオにしても同じです。ライターの中には、noteを使ってポートフォリオを作成している人は少なくないでしょう。ポートフォリオでアピールすることは、「自分が何を提供できるか?」を分かりやすく伝える行為です。このように、執筆はすべての業務につながる扉の役割を持っています。
ライターは相手の期待とズレることも日常茶飯事
ただし、相手に対して「自分が何を提供できるのか?」とすぐに言えれば、苦労はありません。記事執筆を通じて気づいたことは、自分が提供できると判断したものと、発注者側の求めているものに対しての食い違いです。
執筆の仕事では、レギュレーション(執筆ルール)をこと細かく記載している依頼者もいれば、ライターに一任して「お手並み拝見」というような依頼者もいます。
依頼者が求めている成果物に対して品質を一致させることは至難の業です。依頼者を満足させるには、「自分が何を提供できるのか」を具体的に伝えなければなりません。
依頼者とミスマッチを起こした要因は、ポートフォリオや自己プロフィールが具体的ではなかったとも考えられます。
たとえば、「自分は何ができるのか」に対して「良い記事が書けますよ」では抽象度が高くて言葉が不足ではないでしょうか。もっと具体的に、「どのような企業のコラム記事をどのようなコンテンツにして提供できるのか」という表現で分かりやすく伝える必要があります。
もっと具体的に伝える部分は「自分の強み」
「自分は何ができるのか?」と具体的に伝えることは、「自分の強み」となる部分です。自分の強みは、仕事を依頼する相手への約束でもあります。また、「自分の強み」は”大きければ良い”というわけでもありません。
大きくなければ強みではないとなれば、プロ野球チームのヤクルト球団の三冠王打者の村上選手のように、何か大きくナンバーワンをとらなければ無理と思うかもしれません。だけど、ヤクルト球団には、他の選手もたくさんいます。二軍で試合に出ていない選手も球団から年俸をもらっています。何が言いたいかというと、仕事を依頼する人が需要を感じる部分は飛びぬけた能力だけではないということです。
自分の強みを相手に伝えるときは、具体的にできる小さなことから伝えましょう。小さなことでも相手の共感を得られる可能性は十分あります。具体的に約束できることを分かりやすく丁寧に書くよう、心がけましょう。たとえば、次のとおりです。
SlackやChatWorkを使ったコミュニケーション対応可能
テーマキーワードから構成作成して提案可能
CTR部分のセールスライティングも対応可能
コピペチェックツールで判定基準を通過した記事を納品
ZoomやGoogleMeetを使った共通認識をすり合わせるためのMTG対応可能
IT製品の機能紹介記事をターゲットの態度変容に沿って記事構成の組み立てが可能
Wordpress管理画面の全機能の操作対応可能
執筆とは明確に伝えること
執筆とは、明確に伝えることだと認識しています。相手に伝わらなければ、仕事の依頼もありません。そのため、「自分は何を提供できるのか?」を自問してみましょう。その積み重ねが品質の高いポートフォリオ作成につながると確信しています。
この記事は、ひとりで奮闘する自分に向けたエールです。いつも自分で自分を鼓舞するしかない状況のフリーランスにとっては、この記事をブラッシュアップしていくことが励みでもあり気づきになっています。いま失敗や間違っていても、それは未来の成功や正解を引きだすための事象に過ぎないと思っています。
たかが文章かもしれませんが、誰でも文章で気持ちを表現できるだけに、されど文章として受け入れる必要があります。現在も進行形で邁進してる次第です。