工事カレンダー(村人)
いらっしゃいませ!
我が家に代々伝わってきた江戸時代の普請帳の中身を、令和の事務員がエクセルで紐解く話。第11話目(全15話)です。■初めから読む
江戸時代の建て替え。いくらかかったかが判明しました。
今回は、工事のスケジュール(村人)です。
普請帳には、こう書かれていた!
このような感じで、作業日、作業した人の名前が続きます。
とりあえず、エクセルでカレンダーにしてみます(`・ω・´)ゞ
見づらい場合は、表をクリックすると大きくなります!スマホの方は、画像が表示された後に、左に指をスライドさせると、次の表を見ることができます。
おこし日=上棟?
136名で上棟(←たぶん)です。
クレーンもトラックも無い時代ですから、これくらいの人数がいるのかもしれません。
翌日に屋根を葺いているようなのですが、91人で作業して1日でできるものなのでしょうか?信じられません。
ちなみに、茅を葺くのは非常に技術を要し、素人ができるものではありません。現在は職人さんが減ってきているので、屋根を修理するだけで大変です。
現在でこそ珍しくなりましたが、昔は茅葺きの家ばかりで、定期的にご近所さん総動員で屋根を直していたそうです(←10〜15年ごとに修理が必須)。色んな家の屋根を直すのを手伝っているうちに、職人さん並みのスキルを自然と身につけられたのかもしれません。
へーーー、仏滅に屋根葺くんだ(。・_・。)
しかも、大吉祥日とか言っときながら先負なのね・・・(゚д゚)て思った人、絶対いますよね。
江戸の人って、そういうの気にすると思ってました(←ド偏見)。
どうやら、大して気にしていないようです。
カレンダーが出来たところで、次回は工事の関係者リストを作成してみようと思います。
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