戦う武道と笑い小噺の共通点
こども3人アラサーになった年齢の私ですが、ご縁あってコロナ休みなどお休みも含みますが、3年ほど前から武道を習っています。見せる居合いではなく人を斬る刀の振り方を習う古武道で、師匠は6才から5つの流派を学び無限塾風武流を立ち上げた武道歴66年の74才。手の細かい動きや足さばきなどなど、瞬時にすべてを見極める感覚は驚かされます。生か死かの緊張状態の中で、緊張99%でも1%の身体の緩みを持たせることで瞬時に次の動作に移ることができます。この相手の動きすべてを見極める見立て力は、どの分野でも活かせるもので、師匠はゴルフの指導もされていて、多くのプロゴルファーを小さい頃から育てて来た方でもあります。
武道と笑い。戦いの極致の武道とすべての人を包み込み笑顔を広げる笑い。
そこに共通点があると知りました。師匠はいつも「武道は、人を斬るためにやってるんじゃないよ。社会を変えられる心の強さと愛と慈しみに溢れた人を育てたい」と。小噺の笑いも、目的は一人一人の愛と慈しみに溢れた言葉のコミュニケーション社会です。つながっています。
古武道では、鍛錬して強くなって、自分が強くなると、相手を斬らなくても相手がそれを感じて、諦めるようになる。あるいは、命を奪わないで、その1歩手前で止めることも出来るようになるとの事。生死と向き合い、命を大切に思い、自信はゆとりと相手に対する思いやりと慈しみにつながります。
戦う相手への尊敬がいつもあります。これは笑いの場づくりにもあります。そして、相手を斬った後の納刀の際には、前に出した刀を10センチ下へお辞儀をするように下げて、相手への敬意を表す動作を必ずしています。
また指導中の言葉は、日常でも活かせます。「中心がずれないように」「もっと滑らかに」「考えるな、感じろ」「日頃の生活のクセが出てる」言葉も生活もすべてはつながっています。
目指しているのは、笑いも武道も みんなの心の平和そして愛と慈しみある社会。あなたはどう思われますか?
土居清師匠の思いが動画で配信されています。こちらをぜひご覧ください。
風武流の体験は日曜日。品川区立総合体育館。
※ こちらからお申し込みできます。
袴をはいて木刀を振ると、余分なものが落ちて、気分すっきり!します。
武道家さん「あなたって、爽やかね~」「そうかい」(って、これは小噺)
実は今週末、私は1級の検定を受けることに・・。どきどきを楽しみます♪