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そして進化する

暑さがつらい。
連日30℃越え。
今日は35℃らしい。
湿度が低い分まだ救われるが。

昭和に生まれ育ったBBAには、かなりきつい。
何もする気になれない。

やってるけど。
クーラーのフィルター掃除も。
冷蔵庫動かしての掃除も。
洗濯なんざ毎日やっている。

盛夏吉例ぬいぐるみの洗濯
ちょっとした拷問にも見える

だって朝昼晩と三回はお召し替えをするのだよ。
汗でぐしょぐしょになったTシャツを取っ替え引っ替え。

食欲は失せない。
朝昼と食べる。
晩は食べないダイエットである。けど水分補給は忘れない。
アイスクリームは水分のうち。(おい!)

長野で食べたソフトクリーム

ただ新たな場所を開発したり、珍しい物を見に行ったり……そんな好奇心は湧き出ようはずもない。

馴染んだ場所を行ったり来たり。

花火大会? 
盆踊り大会?
行ってたまるか!
ただでさえ群衆が集い、熱が高まる場所じゃないか!!

BBAはそう思うのだが、ちょっと待て?

今や夏休み真っ只中。

日本の気候がこうなってから生まれ育った子供には、多分これが当たり前なのだろう。

花火大会も盆踊りも行くだろう。
プールもラジオ体操も(まだやってるの?)蝉取りだって行くだろう。

変な位置からよく見える花火

やがて日本はもっともっと暑くなるだろう。

ヒートアイランド!!

太陽に照らされたアスファルトはその熱気を吸っている。
上と下から熱気に挟まれて叫びたくなる。

誰かこのアスファルトを剥がしてくれーーっ!!

土の上を歩かせてくれ!!
ゲリラ豪雨でぬかるみになってもいいから!!

いや、そういう話じゃない。

つまりこの猛暑を当り前の事実として子供らは成長して行くのだ。

やがてもっと地球の温度が上がったら、子供らはそれに合わせて身体を進化させるに違いない。

どうもそんな気がしてならない。

いや決して大袈裟な話ではない。

たとえば私が子供の頃は食べ物はことごとく硬かった。
「ご飯はよーく噛んで食べなさい」
そう言われて育った。

お陰さまで立派にエラが張った。
けれど最近の子にはエラなどない。
シュッと尖った顎である。

柔らかい物ばかり食べて育つから。

バターチキンカレーという飲み物

朝はダブルソフトのパンで、昼はラーメン、ハンバーガー、夜はカレーライスを飲んで、デザートにはとろけるプリン。

結果あのシュッとした顎に進化した。

生活習慣で顔立ちだって変わるのだ。
ならば陽気の変化で身体機能も変わるに違いない。


どう変わるかって?

陽に照らされても焼けないように背中に甲羅が生えるかも?
亀化!

熱中症にならないように頭には水の入るお皿が出来るかも。
皿化!

手で水を掬いやすいように、指と指の間に水かきが出来るだろう。
釈迦化!
(お釈迦様の手には水かきがあるんですってよ。衆生を掬い上げる為に)

しこうして総合すれば、河童化である。

河童の食べ物 胡瓜その他

何と!!
昔話は未来を見て出来上がっていたのだな。

河童は未来に居るのだ!!

何というタイムパラドックス(なのか?)


どう進化するか、ちょっと楽しみではある。

そしてその頃には私はもう死んで、転生しているかも知れない。

河童となってイボイボ胡瓜を齧っているかも。

ま、それもまた善し。



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