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【猫や猫】点滴の話
点滴は生きる見込みのある人のためのもの。
死に向かってる人に打っても、やせ衰えて無駄に命を伸ばすだけ。
食べられなくなったら、そのまま静かに逝かせてやればいい。
という内科医の見解を読む。
500mlの点滴だけで1-2ヶ月くらいは生きられる。
水で、体の脂肪や蛋白質(筋肉)を分解してエネルギーができるから。
しかし、やがて消費する筋肉が無くなり命脈は尽きる。
最期は骨と皮だけの変わり果てた姿になる。
そうだよね。
私もそう思ってたんだよね。
もう点滴なんかやめて静かに死なせてやろうって。
なのに決断できなくてさ。
ごめんね。
最後の最期まで無駄に点滴して。
針刺して痛い思いさせて。
確かに一ヶ月近く点滴だけで生きた。
あれは無駄に苦しい時間だったんだね。
あれはおまえのためじゃなく、私のための時間だったね。
手を尽くしてるって思い込むための。
ごめんな。
静かに寝たまま逝かせてやれなくて。
ほんとゴメンね。
何もしないでいるのも結構大切なことなんだね。
せめてそれぐらい学んだよ。
おまえのおかげだ。