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10時打ち

という言葉を私が知ったのは、古今亭駒治の新作落語「10時打ち」からである。

その落語によれば、JRみどりの窓口では特別な切符の発売日に職員が機械の前で待機する。

10時ジャスト!
機械が受付を開始する。

と同時に全国各地の駅で、職員たちが機械のボタンを押す!
らしい。

(鉄道マニアの皆さま、間違っていたらごめんなさい)


この「10時打ち」という言葉を、ぴあ、イープラスなどのチケット購入サイトに応用したのが誰かは知らない。

たとえば、立川志の輔のチケットを購入する際には10時打ち必須である。

10時少し前からパソコンでぴあ(イープラス)に接続して10時ジャストでクリック!
たいがい回線が混雑していて接続できない。

それを何度も繰り返し、チケット購入ボタンクリック!

そして次の段階に進むかと思えば、また回線が混雑していて進まない………
といったことを繰り返して、ごく稀に購入できるのだ。

実はこういう人気チケットは発売日に10時打ちしている時点で負けなのだが。

後援会やら何やらでの先行販売を買うのが筋金入りのマニアらしい。

立川志の輔の毎夏恒例、下北沢本多劇場での落語会。
15年間続いた「牡丹灯籠」は昨年で一区切り。
(私が聞いたのはその終わりの頃、ほんの数年だが)

お正月恒例
PARCO劇場での志の輔らくご
これも10時打ちじゃ難しい

今年は「大忠臣蔵」をやると言う。
10時打ちで何とかチケットがとれた!
もう、それだけで善しとする。

最後列に近い席でもいいのだ。
志の輔師匠がガチャガチャの人形みたいに小さく見えるだけでもいいのだ。

最近は、春風亭一之輔のチケットがこの有様になっている。

たとえば一之輔の勉強会「真一文字の会」など、もう10時打ちでさえ間に合わない。
購入サイトに接続できた頃には完売である。

余裕でチケットをとっているのは後援会会員ぐらいかな?
(曖昧な情報でお届けしております)

その昔こんな落語会もありましたよ
一之輔チケット楽々とれました

「笑点」に出る前はこんなことなかったのに!!
と恨み骨髄である。

と、だらだら書いている今、私は正午打ちを待っている。

そう!

落語会は10時発売開始ではなく、12時発売開始をする主催者がある。
今、私が何の発売を待ち構えているかは控える。
(どれどれ? なんてチケット争奪戦に無暗に参戦されてたまるか!)

ただ……悲しいことにこのチケットは別にそう必死にならなくても取れそうな顔ぶれである。

ただ単に私の推し三遊亭萬橘が出演しているから逃したくないだけである。

こういう場合も微妙に難しさがある。

2023年7月余一会
看板が間違っていた
三人会なのに二人会の看板!?
萬橘さんの名前がない悲劇!!

私は最前列が嫌いである。

見上げたり、演者と目が合ったり、いじられたりしがちな最前列は避けたいのだ。
推しの公演の場合は特に。

12時ジャストに接続して最前列に
なりそうな時は、わざと接続し直してチケットをとったりする。

が、後になり過ぎれば最後列になったり、最悪売り切れていたりする。
それでは待ち構えていた意味がない。なかなか難しいところである。

さて、あと30分。

正午打ちの準備万端である。
とか言って、noteなど書いているうちに接続が難しい時間になっていたら元も子もない。
くわばらくわばら。

本日はここまで。

どっとはらい。

※冒頭の写真は新庄駅
 新幹線と在来線がふつうに並ぶ不思議な景色





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