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【温泉に来た】肘折温泉②

ゴメンよ肘折。
君は悪くなかったよ。

一夜明けた6/10(月)夜来の雨も止み、曇天ながら外湯巡りにもってこいの天気。

朝市をひやかし、宿の朝食を採った後、外に繰り出した。

宿の朝食
朝飯前に朝市で買ったおこわも
やっつけている

車なら4分の距離をぽくぽく歩いて30分。
カルデラ温泉館へ向かう。

汗をかいて行って、それを流したらまた汗をかいて帰って来る。

意味ないじゃ―ん!?

いやいや。
久しぶりに山歩きをした気分だよ。
舗装道路だけれど。
フィトンチッド吸いまくり。
むくむく気分が盛り上がる。

そうして辿り着いたカルデラ温泉館!

よろしゅございました!!

特に露天風呂が素晴らしかった!

男女が一時間交代。

辿り着いた時が女性時間だったので、すかさず飛び込む。

傘をさして露天風呂へ!

また降り始めた雨に香る新緑。
自然に囲まれてしみじみ浸かるナトリウム--塩化物泉。

よかったです。

ちなみに内湯には炭酸泉もある。

炭酸泉は、とても冷たい。
なので手湯や足湯として浸かる仕組み。

炭酸泉の飲泉もある!
肘折カルデラサイダー
飲み終わった瓶に炭酸泉を詰める

そしてまた30分歩いて温泉街に帰る。

昼食は町に一軒の蕎麦屋にて天ざるをいただく。

蕎麦は質実剛健で、つゆは鰹の出汁が効いていた。

肘折では蕎麦は
わさびではなく、一味でいただく
そば処寿屋

いや、すっかり満足した。

昨日の冷たい仕打ちを許しておくれ肘折や。


それにつけても飲食店の少ない温泉地である。

呑み屋はあるけど下戸には関係ないし。

今時のこじゃれた焼き立てパンの店とか、挽きたて珈琲の店とかあればいいのに。

オモウマイ店では店頭に
花が飾ってある店はおいしい!
と言っていたが当たっているかも

実は昨日の昼食はパンだった。
蕎麦屋も閉まってる時間に着いたから。

東京駅で何か嫌な予感がしてパン買って来たのが大正解。
バナナも持って来たしね。

でもさ。
できれば現地のお店で食べたいじゃん。

どうでしょう?
若者よ移住して開業しよう!
パンやコーヒーやケーキとか。
豪雪地帯らしいけど……。

肘折郵便局(現役)

というわけで宿に戻ってひと休み。

お蕎麦の腹ごなしも終わったら、また外湯に出動!

上の湯。

入浴料¥400だが、宿の割引券があれば¥100で入れるとのこと。

責任感あふれる管理人氏に促され宿に割引券をもらいに帰る。

下駄で軽く歩き回れる街だから、そんなに面倒じゃないけどさ。

宿で外湯に行くとは言わなかったけどさ。

でもって確かにフロントに券は置いてあったけどさ。

けど、けど、けど、けど……
まあ、何と言うか……
全般的に……

宿選びを間違えたみたい。

ゴメンよ肘折。
君のせいじゃなかったよ。

上の湯
受付には実直な管理人氏がおわします

この外湯は、ちゃんと脱衣所と湯殿が扉で仕切られている。

四角い湯船に入ると向い側にお地蔵様がおわします。
なむなむ。

「今日は熱いね」
と地元の方が言い合っていたので、恐る恐る足を入れたけどそれ程でもなかった。

つまり普段はもっとぬる湯で、みんなじっくる浸かるのね?

ああ!
そう言えば、カルデラ温泉舘の露天風呂でも、みんなじーっと浸かっていたっけ!

最初ギョッとしたんだよ。

朝も早よから山の中で裸の女たちがぼーっと湯に浸かってるんだもん。
「!?!」って思うじゃん。

ともあれ。
この温泉はぬるめの湯にじっくり浸かるのが地元流だったのね。

そーーかーー。

実は外湯はもう一軒ある。
肘折いでゆ館。
でも残念ながら月曜火曜は休館日。

従って今回の外湯はこれでコンプリート。
他の旅館の外湯もあるみたいだけど。
それはまたいずれ……。

環境大臣賞!!

あとは宿で寝て、朝湯に入るだけだわ。

もう一度、肘折温泉ファンの皆様にもお詫び申し上げます。

肘折はいい温泉です。

宿選びを間違えなければ……。


どっとはらい。


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