
アイアムもんくたれぞう
昨日は下記の落語会に行って来た。
立川談笑師匠と三遊亭兼好師匠の二人会。
本日はこちら
— 独演会.com (@dokuenkai_com) July 19, 2024
立川談笑三遊亭兼好深川江戸資料館二人会
2024年7月19日(金)
場所深川江戸資料館
開場18:30開演19:00
入場料3800円
トークコーナーあり
全席指定席です。当日券あるのでふらりとお越しください。
予約はdaifukusan1031@gmail.comまで#立川談笑#三遊亭兼好 pic.twitter.com/Fx9U6qX50n
お二人の共演は私には初めてだったので、とても楽しみにしていた。
そして両師匠ともオープニングトークから飛ばす飛ばす。
期待にたがわず、爆笑の高座だった。
けれど。
例によって迷惑客がいた。
私の隣席の青年は耳を弄するばかりの声で爆笑する。
身体まで揺らして笑う。
会場の椅子は列ごとにつながっているので、青年が身体を揺らす度に隣の私にまで振動が伝わって来る。
えらい迷惑。
いやいや。
落語を楽しんでいるのだ。
客の爆笑は演者のやる気を大いに奮い立たせるに違いない。
椅子が揺れるぐらい我慢しよう……。
けれど。
その青年は笑いながら「ええ?」「おお!」「そう来るか!」などと言葉を発するのだ。
自宅のテレビを見ながら画面に向かってツッコミを入れる視聴者さながら。
あのね。
ここは君んちじゃないんだよ。
赤の他人の観客が大勢いて、君の声を不快に思う人もいるんだよ。
たぶん彼の声は前席の人にも聞こえたと思う。
というのも、私はその前日にも似たような被害に遭っていたのだ。
7/18(木)立川吉笑真打トライアル2024古典モードという落語会だった。
会場は博品館劇場。
銀座という上品な街にあるホールである。
私の一つ後ろの座席には、銀座マダムと呼ぶにふさわしい上品な老婦人がいらした。
この老婦人は、落語家の声にいちいち「あらあら」「まあ」「そうなのね」などと相槌を打つのだった。
最初から最後まで老婦人は一人であれこれ声を発していた。

私は前から落語家の声を、後ろから老婦人の声を二重音声で聞かざるをえなかった。
えらい迷惑。
世の中には一定数、無意識に声を発して他人に迷惑をかける人がいるらしい。
これは先日の頭グラグラ族の被害にも似ている。
当人は意識せずにやっているのだ。
無意識の行為に対して「迷惑です」と注意するには、なかなか勇気がいると思う。
よほどの大声や奇声でなければ、わざわざ注意など出来ない。
それも含めて、誠に困った人種である。
と、ここまで書いて気がついたのだけれど……。
私って落語の迷惑客についてばかり書いていない?
ちょっと待ってよ!
私がnoteで落語のことを綴っているのは、
「落語って楽しいよ♬」
と伝えたいからなのに。
「落語って変な客しかいない!」
と伝わってしまっては意味がない。
何だって私はこんなに文句ばかり言っているのだ?
ツイッター(現X)の落語村で文句を言えば、フォロワーさんが「同感です」と共感してくれる。
けれど、同じような被害に遭っていても、わざわざ言揚げするのは私ぐらいなのだ。
私って他の人に比べて文句が多過ぎる?
これじゃまるで〝もんくたれぞう〟である。
〝もんくたれぞう〟とは、Eテレの朝番組0655に出て来るキャラクターである。
文句ばっかり言っている。
似たようなキャラに〝重箱の隅つつくの助〟がいる。

私は重箱の隅も常につついている。
何なんだ?
この好ましからざる性格は?
同じような被害に遭ってもツイッターやnoteなどSNSで愚痴らない人がいる。
それらの人は……
①友人や家族に愚痴っているから、わざわざSNSで愚痴る必要がない。
②愚痴は一人で解消できる大人だから、わざわざSNSで……以下同文。
③そんな細かい事は気にしないから、わざわざ……以下同文。
④仕事が忙し過ぎてそんな事は覚えてないから……以下同文。
どうなんだろうなあ?
しかしこれらを総合すると私という奴は、
①愚痴る友人家族もなく、
②だからといって一人で解消もできず、
③なのに次から次へと細かい事が気にかかり、
④仕事もないヒマ人だから、わざわざSNSで愚痴るのだな。
我ながら哀れな奴である。
もんくたれぞう+重箱の隅つつくの助=エリザベス江戸川
というわけだ。
やれやれ。
SNSの皆様、毎度ご迷惑をおかけします。