来た! 見た! 思った!
くるねこ大和の『はぴはぴくるねこ』13巻が届いた。
猫はみまかる。
特に大人の保護猫などを引き取れば、いかに健康に気を配っても寿命は短い。
くるねこ家では何頭の猫たちが雲の上に旅立ったことか。
巻を重ねるごとに不祝儀が多くなる。
初巻から出演している猫で残っているのは、胡ぼんくんだけである。
まことに哀しいことである。
実は胡ぼんくんはうちの猫めと同い年である。
猫めを拾った年に旅先の書店でこの第1巻を見つけたのだ。
あまりの厚さにためらったけど『ゆず』の須藤真澄がお勧めしていたので買ったのだ。
帰りの飛行機の中で読みふけったよ。
うちの猫めはみまかったけど、胡ぼんくんには長生きして欲しい。
タイトルこそ『くるねこ』から『はぴはぴくるねこ』に変わったけど、シリーズが始まって18年目だという。
猫は逝く。
人間より早くどんどん逝く。
でもな。
野良猫だったシマ蔵は枯れるように逝かせてもらえた。
病院に入院させて積極的治療を施してほんの数日生き永らえさせるのではなく。
くるねこ家で静かに最期の日々を過ごした。
そういう旅立ちのが理想かも。
ああ、私もそうしてやればよかったな。
次に猫を飼うことがあればきっと……などと誓ったりする。
いや、年も年だから。
どっちが先に逝くかわからない身で積極的には飼えないけれど。
もしいい出会いがあればね。
(とうとう結婚しなかった人の口癖と同じ)
どっとはらい。
※冒頭写真は野沢温泉桐屋旅館の猫ら
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