Deau et Q デンキュー(町田市相原)(フレンチ)
JR横浜線・相原駅より徒歩1分のデンキューさんです。
飲食店不毛の地といわれる相原エリア。飲食店の数も10件あるか無いかぐらいです。その中で一際輝きを放つのが、こちらのお店、デンキューさんです。
相原駅は開発が進んでいないため、昔の街のままの雰囲気ある駅前です。
どこかノスタルジックな雰囲気で落ち着きます。
東京造形大学という美術大があるため、学生の乗り降りする駅ともなっています。
電車では通るけど降りたことはないという、駅自体が穴場的な相原駅ですが、ここにお洒落な本格フレンチがあるわけです。
それはもう穴場中の穴場かもしれません。
それでも駅を降りたら、お店は本当にすぐですので、地元の方以外でも、電車で来ても便利な立地です。
実際、お客様も隣駅の橋本や八王子みなみ野のお客様も多いそうです。
さて、どんな方がやっているのかというと、オーナーシェフの栗林歩維(くりばやし あい)さんです。
栗林さんは学生時代から橋本のカフェこたつでアルバイトをしていて、その頃から料理やお酒に対してこだわりも強く、勉強熱心でしたので、のちに店長として皆を引っ張っていくこととなります。
栗林さんの人柄で集まるお客様も多かったのですが、惜しまれつつも、さらに料理の追求へと単身ドイツへと修行に行きます。
ドイツのrestaurant HASHIMOTO、フランスのrestauranto TOYAでの4年間の本場修行を経て、日本に帰ってきます。
そして2020年 5月に満を持して「Deau et Q」(デンキュー)をオープンします。
店名の意味は、
「Deuxは2、Qは美味しいという意味があります。間のetは英語の&の意味です。
2とは、私と私以外の物の全てを指しており、料理をするには一人ではできないという意識をずっと忘れない為に付けました。そして私の行動の全ては美味しさの為にという意味でQを入れています。」
と栗林さん。
なかなかの深い意味があり、センスを感じますね。電球では無かったんですね。
栗林さんはデンキューを開業する1年前、同じ地域で居抜きの物件を買取り、開業しました。
その際に相原という地域に惚れ込み、移転をするときも相原に店を構えようと決めていたそうです。
栗林さんに、どんな心構えで経営をしているのか聞いてみました。
「料理を楽しむ前提であること、それが第一優先である店でいたいです。それと次に私自身が楽しめるお店造りを心がけています。私ありきのお店といいますか」
本当に料理が心底好きなんだと感じる言葉です。
お店に食べに行って、料理を作る方が、料理を好きで作っているのか、やらされている感じで作っているのかって、すぐ分かりますよね。まさしくデンキューさんは料理オタクがやっているのが分かります。これってお客さまにとって最高ですよね。
実際、同じものは中々作ることはないのでコースの場合は苦手なものを聞いておまかせになります、と栗林さん。
ランチコースの場合3000円、夜は5000円です。
その時に美味しいものをおまかせで出してくれるのはありがたいですね。
是非気軽に相談してみてください。
こだわりの強いオーナーはパンも自家製です。
栗林さん、ランチ、ディナーともこんなに美味しい料理を考えて、そこにお酒も合うなんて、完璧じゃないですか!と思いますが、そこはお酒好きの栗林さん、たまには飲み過ぎでしまうこともあるそうです。
大変なことを聞いてみると、
「朝早く起きれないこと。早く起きれるようになったらモーニングでも始めようかと思っています(笑)」
相原にの地域から愛され、人から好かれ、相原のコミニュケーションの中心としてのデンキューと栗林さん。
是非、逢いに行っていただきたいです。
最後に栗林さんに、今後、独立を考えている方や夢を追う方へのメッセージをいただきました。
「開業はゴールではありません。20年以上修業して開業しても、それから向いてないかもと思ったりコロナのように閉業せざるをえない場合もあると思います。そういった事態を他人事と思わず選択肢をあらかじめ用意しておくこと。大切なのは「私にはこれしかない」と思わない事だと思います。そうすることで今の仕事を先を恐れることなく本気で取り組めると私は考えています。お互い頑張りましょう!」
Deau et Q」(デンキュー)
東京都町田市相原町1158−12080-9418-1189
定休日
水曜日、日曜日
ランチ 11時半-15時 ラスト14時半
ディナー 17時-21時クローズ 20時食事ラストオーダー
アラカルト、コースどちらも対応