踏み締める気持ちよさ
裸足で
ヨガの魅力の一つは、裸足になって動くことです。大人になると、素足で遊んだりすることも少なくなりますよね。
ビーサンに裸足で過ごしても、その汚れた足で家に入ると家族に嫌がられたり、フローリングが多い最近では、家ではスリッパがマストなんて家も多いでしょう。
海に浸かって、あの足の裏の砂を波が持っていく感覚や、ホテルのプールサイドの少し熱いアスファルトを踏み締める感覚もたまりません。
なかなか機会は無いですが、田んぼの泥に素足で入る気持ち良さは別格です。
子供たちにとっても、公園から砂場が消え、芝生は立ち入り禁止でかわいそうですが。
ヨガでいう、地面を踏み締めるとは
グラウディングということになります。
聞いたことがあるかもしれません。
最近よく聞くブランディングとは全く違いますので。ブランディングはブランド化させるビジネスのマーケティング戦略のことです。
グラウディング
大きくいうと、地球の中心と繋がりそれを感じるみたいなこともあります。足裏とは逆に頭頂は真っ直ぐ伸びて宇宙へと続き、上下一本の線で繋がり一体化する、みたいな。
それが感じられるなら越したことはないですが、もう少し簡単に。
それは、しっかりと地に足がついた安定感のこと。強く踏み締めることによって、地面から戻ってくる同じぐらいの反対の力も感じることです。
土台をしっかりということですね。
ヨガでも人生でも仕事でも全く同じですね。
足元や下半身のように、土台にあたる基礎の強化が大切です。
ときには、立ち止まって基礎ができているかどうかの確認をしたいものです。
砂場でいうなら、楽しんでいるか、笑えているか、冒険家しているか、協力し合えているか、手を差し伸べているか、道具を独り占めしてないか、無理してケガはしないか。
そう子供時代の砂場は、人生の基礎が詰まっていたんですね。
人生の基礎もまた同じこと。
単純でシンプルです。
さぁ、はしゃぎ過ぎて砂場の犬のウンチを踏み締めていたあの頃を思い出して。
たまには靴と靴下を思い切って脱いでみよう。