締めて良いのは3カ所だけ
トモです。
写真の花はバンダというらしいです。
ヨガでは、締めて良いのは大きく言うと3カ所といわれ、喉、腹、肛門の3カ所です。
それぞれ、ジャランダラバンダ、ウディヤナバンダ、ムーラバンダと言います。
バンダとはサンスクリット語で「締める」、「縛る」と意味です。
写真の花のバンダの語源も「まとわりつく」という意味から、樹木や岩の上に着生することが由来だそうです。同じなんですね。
ウディヤナバンダとムーラバンダの下っ腹と肛門は近いので、このあたりがとても重要なことだと分かります。
特にこの2つのバンダが意識できるようになると、骨盤、腰あたりにガードルを履いているような締め付けの状態ができます。
バンダを使うとか、締めることによって、ほとんどのポーズやバランスポーズで、より安定したポーズを取ることができます。
難しいポーズ時などケガの予防になったりします。
また、ヨガでは気(プラーナ)を取り込むという意味もありますので、その気を体内から漏らさずに巡らさせるために、エネルギーロックするという意味もあります。
そうすることによって、エネルギーを高めることができるんですね。
要は下っ腹、丹田あたりに力を入れろってことなんですが、しかしこれがなかなか一筋縄ではいきません。
そのほかの部分に変に力が入ったりします。腕だったり、肩だったり。
理想はその3カ所を締めた状態で、他は力が抜けているということなんですが、特に男性は筋肉があったりするので苦手な方が多いです。
先にアウターに力が入り過ぎたり、力技でなんとかしたりするので。
ついつい無理して力を入れたり、伸ばしたりしてしまいがちですが、自分が心地よい状態が一番です。
日常でも、このバンダを意識して過ごすと、良いと思います。
日本でも昔から「腰を入れる」という言葉がありますが、まさにそれですね。
その反対が「腰抜け」ですから、
自分もそう言われないように過ごしていきたいです。