これからBUYMAを始めるあなたへ。即日受注が止まらない、私のアカウント作成方法を教えます。後編
前回の前編に引き続き、今日からは全身で体感してきた世界観というものを机上でもって形にしていく作業です。
出品は最後の最後にやっと始まりますが、ここまでしっかり考えてきたのですから、なんの造作もないことだと感じられるでしょう。
頭に浮かぶものを文字や映像として起こすことは、結構な糖分を要しますのでチョコレートの香りとカロリーで充電されつつスタートすることにいたしましょう。
本日のおすすめはカフェモカです。甘いものが苦手でしたら、香りだけ添えていただいても構いません。
では、いきます。
雑誌やファッションフィードを見る
ブランドショップを直に見てこられたのでしたら、紙面で見ることに抵抗がかなりなくなっているものだと思われます。
BUYMAアカウント作成のための下準備編はこちら。
大体の方は、雑誌やファッションフィード(ネット上で見ることが出来る雑誌媒体のようなもの)やブランドSNSを見てからショップに行く時間を作るようにされるのですが、正直突然見慣れない雑誌を見てもちんぷんかんぷんです。というか頭が痛くなります。
ファッションにある程度慣れている私でも、あまり興味のないブランドのインスタを毎日見るのは苦痛でしたからね。
実店舗に行って、自分が実際に目にしたものって覚えていないかもしれませんが、それを改めてフィードで見ることでそれなりに思い出すものです。
それに、「これ知ってる!」というものが登場すると急に興味が沸いてくるものです。
ここで見るべきは大きく3点、自分の見てきたブランドが
・店舗と紙面でどう異なるのか
・どんな共通点があるのか
・どんな言葉で表現されているのか
これらのことはこれからずっと付いて回るものなので、毎回意識して見られることをおすすめします。
もちろん初めから分からなくても構いません。答えを求めなくてもいいので、考えること。そしてとにかく目を慣らしていきましょう。
毎日スクロールするだけでもいいので見ていれば、1週間もあれば日常のことになります。
各SNSをフォローする
ここで見たもののSNSは、全てフォローしておくことをおすすめします。インスタ、フェイスブック、ラインアットなど、ブランド毎や雑誌媒体毎にフォローしましょう。
今後は購入したセレクトショップなんかもフォローすることになっていくので、ご自身のものとは別にフォローする専用のアカウントを作成しておくのもおすすめです。
ペルソナの設定をする
さて、ようやくアカウントに直結することを考える時間です。ここでペルソナ設定をしていきましょう。
さて、ペルソナとは何かと言いますと、ターゲットをさらに具体的に設定したもののことです。
どんなお客さまに購入していただきたいのかを考えていくわけですが、初めは「女性、30代、‥」ぐらいまでしか思いつかないかもしれません。私もそんなこと考えてなかったですし、とりあえず人気商品を並べてただけでしたね、浅はかなもんです。
ここで活躍するのが「妄想」です。
今までの過程で、取り扱う価格帯を決めてきました。
そしてブランドショップにも行っています。
ファッションフィードを見ているのでその商品を使用しているシーンを既に見ているはずです。
では妄想してみましょう。
あなたのショップで商品を購入したそのお客さまはどんな方でしょうか。
まずビジュアルからいきましょう。女性でしょうか。男性でしょうか。BUYMAのページに辿り着いたのはPCからでしょうか、モバイルでしょうか。その時の洋服は?持っているバッグはブランドでしょうか。自分で買ったものでしょうか。それともいただきものでしょうか。それは恋人からのものでしょうか。恋愛対象となる人は‥
とこんな感じです。ぼんやりしていたお客さまの輪郭がはっきりして見えてきましたか?ライフスタイルや部屋の様子まで現実であるかの如く考えてみましょう。
例えるなら、映画やドラマの主人公のように。彼らの着る服装には一貫性があって、性格や収入が反映されています。高い買い物をするときに背中を押されるポイントだってあります。誰かにプレゼントをするタイミングも決まってくるはずです。
別に間違っていてもいいんです。正解なんてありません。もしかしたら好みのタイプなのかもしれませんし、ご自身のことかもしれません。
友達でも、上司でも、芸能人でも構いません。
必要なのは、どんな人が何を考えて何を身に付けるのか、一貫性持って考えた上でその人にアプローチするということです。
人にはそれなりのセオリーや決まりごとがあるもので、それに訴えかけるようにアカウントを作成していきます。
アカウントを運営する上で迷いが出たり的外れなことをしてしまっている場合は、このペルソナ設定が出来ていないから。当然そうなると、魅力的ではありませんから購入され辛くなります。
彼、もしくは彼女の好みが変わることもあるかもしれませんが、それならそれなりに一貫性があるはずです。
ここまで宜しいでしょうか。
どんなショップにするか細かく設定する
ようやくご自身のアカウントについて考える時間です。
と言ってもまだBUYMAアカウントは作成致しません。なぜなら、大事なショップ名は一度付けると変更出来ないからです。
まずはしっかり考えましょう。
ここで設定すべき事柄は
・ショップ名
・ショップ運営者のプロフィール
・自己紹介文
・プロフィール写真
・アカウントカバー写真とその他お気に入り写真
・価格帯
・利益率(計算表も作成)
・商品を出品する際のコメントテンプレート
・取引についての注意事項
・お客さまへの対応テンプレート
・発送方法(業者、国、金額、日数‥)
・梱包方法(手紙などの有無)
ここまで考えておけばひと通りのことは完了です。今までしてきた下準備の成果が発揮されるはずです。
BUYMAのアカウント作成については山のようなブログが存在しますが、世界観とペルソナ設定がしっかりしていればどれを参考にしていいかすぐに判断出来るはずですよ。
特に皆さんが気になるところは出品画面の背景画像や商品コメントかと思われますが、どんなものがうけているのかはBUYMAを見れば一目瞭然ですし、それと被らないようにするためのヒントはブランドショップをはじめとするあらゆる情報から拾ってくることが出来ます。
ここまで来たら、今までの手順が何のためだったのか、はっきり分かると思います。始める前とでは、かなり価値観が変わっているはずです。
各項目について散々調べた結果、どうしても分からないというものがありましたらお問い合わせください。
アカウントを作成する
ここでBUYMAアカウントを作成します。やっとです。
ご自身の考えたショップへのこだわりが、画面上に反映された姿はどうでしょうか。思った通りになっているでしょうか。自分の頭の中にあるものを画像にするというのは思った以上に難しいものですが、まずはご自身で考えた通りに作成してみましょう。
それから、一歩下がってお客さまの目線で俯瞰してみましょう。
アカウントを作成するときって、作成したことで満足してしまいがちですが、当然そこがゴールではありません。自分では完璧だと思っていても、かなりちぐはぐだったりするものです。
私も売り上げに伸び悩んでいた時、自分のページを見て愕然としたことがあります。
もうね、自分で作っておいて衝撃でした。ほんっとにぐちゃぐちゃ。
それだと当たり前ですけど、人気のいち商品しか売れないし、興味を持ってくださった方が全体ページを見たときに引きますよね。当たり前です。
まぁ、それ以降は、逆に自分のページを見てはうっとりするほどですけどね。
もちろんこの後も定期的にご自身のアカウントを厳しい目で診断されることをおすすめいたします。
画像や言葉遣い、案内の仕方、対応の仕方、すべてのことは統一していますか?
もしどうしてもイメージすることが難しいのでしたら、一番自分の理想と近いものからヒントを得ましょう。
もちろんヒントです。何事も自分なりの解釈が必要です。ここから更に感性を養って、ブラッシュアップしていきましょう。
表面的に綺麗なだけでは表面的に見られるだけで終わってしまいます。
もしあなたが安定的に収入を得ていきたいのなら、表面と中身が伴った、作り込まれたアカウントにする必要があります。
それもあなたらしさと、お客さまのことをどれだけ考えているのかが重要です。
対策用の商品を決める
さて、無事にアカウントの作成が終わったところで、今後の起こりうる問題に時間を費やさないでいいように対策を取っておきましょう。
ここで考えるべきは、
・キャンセル率を下げるため
・販売履歴を作るため
この2点のための商品を決めていきます。
もちろん、こんなものなくても問題ないと思われるのでしたらご自身の出品を追加することに注力すればいいと思うのですが、あると便利なので余裕のある方はやってみるといいかと。
どちらもすぐ売れて、安価で、完売していることが無い物にするといいですね。
これに当てはまるものであればどれでも構いません。
当然、ご自身のアカウントに合ったものであればです。ここまでヒントがあると見つけるのも簡単だと思います。さぁ探してみましょう。
これが必要な理由は何かと言うと、買い付けが出来なかった場合についてしまう「キャンセル率」を下げるために販売数を増やすという目的。BUYMAでは無在庫で取り扱う場合、必ずしも在庫が残っているとは限りませんので、人気商品であればあるほど手配が難しくなる傾向にあります。
ここを甘くみているとペナルティを受けることも考えられますので、お気をつけて。
そして多少なりとも販売履歴がある方が購入されやすくなるためです。正直販売履歴がなくても売れるのですが、あった方が安心という方ももちろんいらっしゃるので、不安要素を取り除くことは親切なことだと思います。
初心者の方は、これら回転数の早い商品で取り扱う流れを経験したり、経験することによって改善点や自分にあった方法を探すことが出来るのでおすすめです。
出品する
ようやく出品です。
出品する時になって、準備を万全にしたはずなのになんか違うような気がしてしまうことは度々あるものです。一生懸命背景画像を作ったのに、商品を載せてみるとなんかおかしかったり。テンプレート通りに文章を乗せてみたらなんか変な文章になってしまったり。
ここをちゃんと気付いて修正することに意味があるので、肩を落とさずひとつずつ着実にやっていきましょう。
逆に、ここで適当に済ませてしまうと数十万円の商品を求めるお客さまは簡単に逃げてしまいます。
美しくてもハリボテでしかないものには、富裕層は近づいてすらくれません。
ここで必要なのは、ご自身のやっていることをきちんと言葉に残して再現出来る状態にすることです。まだ売れることを目的としなくても問題ありません。
その色遣いと商品の大きさ、言葉遣いには意味がありますか?
感覚でやっていることを言葉にするのって難しいことですが、やってみましょう。出品は、せめて30品、心を込めてやりましょう。
よく「300品は自分でやりましょう。」なんて言われますが、ただ数をこなすために300品出品したところで意味はほとんどありません。
もちろん効率を求めることは必要ですが、正確に正しく選んだ商品をひと月300品出せば30万円程度の収入は十分得られます。
今は、正しい型を作る段階ですので、ここで時間をかけておいて、それから量産することをおすすめいたします。
さぁ、初めての出品が終わりました。翌日、もしくは翌々日には承認が降りることでしょう。
では早速外注さまを雇うための準備に取り掛かりましょうか。
ここからは必要な商品を出品してもらうことと、次に何を出品するべきかリサーチすることです。ここからがスタートですので、気を引き締めて参りましょう。
おそらくアドレナリンが出まくっている状態ですので、深呼吸をして甘いものでもどうぞ。
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