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現場体験のすすめ 島へ行こう

冨重 雅也

先日、引き出しを増やす方法のひとつとして「現地に足を運ぶ」という話をしましたが、その恰好の行き先が島です。

どのくらいの広さか、どのくらいの時間で1周できるか、スケール感が体感でき、いろんな気づきが得られるのでお勧めです。

たまたま東海汽船がどこの島に行くのかわからない「ミステリーツアー」を企画しているというのを知り、勢いで11月19日から20日にかけて参加してきました。

竹芝港22時発のフェリーで、出発15分前になんとか竹芝港に到着し、出されたチケットの行き先は「大島」。ツアーで行ける可能性のある5つの選択肢のなかでいちばん近い島だったのでちょっと残念。

往復で利用するサルビア号の2等席は定員10名の雑魚寝部屋でしたが、同室の学生らしき2人組は消灯時間までほぼ在室してなかったので個室みたいなもの。2口しかない電源も使い放題。風景を楽しめるデッキには出られるけれど、船内に椅子で過ごせるロビーのようなスペースが欲しかった。

朝6時に岡田港に到着。連絡バスがあったのでいちばん栄えてそうな元町港へ向かいました。港の2階に電源を備えた無料のワーキングスペースがあるのは助かりました。

近くの温浴施設が朝から営業しているのをみつけて移動。ジャグジーはちょっと熱め、サウナもあってこれで710円ならよし。

畳の休憩スペースでバスの時間を確認。大島の観光スポットというと三原山などでしょうが、時間的にそちらに向かうのはきつそうで、逆方向の都立大島公園に向かうことにしました。30分もかからない距離ですが平日とはいえ乗ってきたお客さんはほかに2人だけ。

動物園は鳥とレッサーパンダが目玉のようで、寒いせいかパンダ以外はあんまり動いていませんでした。無料なのにそこそこ見ごたえあって満足。隣の椿園も行ってみましたが、こちらは季節的にほとんど咲いておらず。温室の開館は1月からということでがっかり。

いい時間になったのでバスで岡田港に戻り、港前の寿司屋で焼き魚定食を頼み、港の売店でビールを買い込み帰途に。
バスはそこそこ本数あるので使えるなとか、駅前で竿借りて釣りするのもよいかなとか、再訪するときの予習みたいな感じになって楽しかったです。


冨重 雅也

日本実業出版社で直販のビジネス雑誌編集をほぼ一貫して手掛ける。勤続30年を機に退職、現在は相模原事務用品組合の事務局に勤務しつつ、フリーランスの編集者・ライターとして活動している。


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