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『ファーザー』 “いつか“より“今“を生きることを大事にしようと思う
老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出した作品。
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニー。彼の認知症の有りようを、登場人物が入れ替わったり物語の時間軸が変わるなど、観る者に視覚と認識を混乱させる。
それによって、認知症を擬似体験させながら観せて行く。両親や私自身にも誰にでも起こり得る人生の望まない転機=認知症を思うと、一日一日の大切さを感じさせてくれる作品だった。。
アンソニー・ホプキンスがその演技で、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞受賞に納得❗️
6/27@大阪ステーションシネマ