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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の感想

僕の場合は、エヴァや庵野監督についてどうこう話すというより、映画を観て改めて思った、
『死』や『家族』について話をしたいと思います。

なので、「エヴァンゲリオン」の事を全く知らなくても、話にはついて行けるので、最後まで読んで頂ければ幸いです。



結婚したいと思うけど苦労してまでそれを目指せなかった

結婚するには、それなりに収入がないと難しいですよね。
収入がなくても、人柄が良くて結婚する人もいますが、僕の宿命ではそれらはリストに入っていません。

今の僕の収入では到底結婚できない。

独身で最低限の生活をしてますし、これ以上ストレスを与えて収入を上げたいとは1ミリも思わない。
高所得でも、ストレスが多ければ意味がないと思う人です。

『いや、程よいストレスは必要』と言う人もいます、それもわかります。

でも、僕はアスペルガーなので、今が充分 程よいストレス状態です(普通の人から見たらラクし過ぎと言われそうですが)、

そんな状態から電車に乗ったり、シフトで働くなんて、今はもう気が狂いそうです。





なぜ、やる気の無い人と同じ空間にいなきゃいけないのでしょうか?




『みんな、そうやって頑張ってるぞ』




分かりますが…『だから何?』って話。



「あなたが十代の頃に描いて諦めた夢を、正当化させた“刃”を俺に向けないで。」









こんなアスペルガーの俺でも、親に収入がなくても知恵さえあれば、ホワイト企業に就職できた。

でも、許可無しに「収入」も「知恵」も両方ない両親から生まれてきて、気が付いた時は生活保護を受けて、

親(低所得者脳)の洗脳が解けるのに5年、人生やり直すのに10年、

あまりにも犠牲を払い過ぎてる。10才からの10年と40歳からの10年は同じ価値ではないはず…



この世は、「金持ち」か「貧乏」の二種類しかいない。今後はもっとそれが色濃く出てくる。

その差は、資産があるかないか、労働だけでお金を得てるか否か。

親の無知さがそのままダイレクトに子どもに影響していく時代。





3月8日、初日に「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観ました。何度も泣かされました。

しかし、映画を観終わって家に帰る途中、下腹部に張りを感じましたが、
とりあえず家に帰ろうとそれを放置していたら、

自宅に着いて、今までに無い腹痛に襲われました。





その時に思いました、

『こうやって人って死んで行くんだ…』って。



でも僕は、『死ぬこと』が怖いのではなく、『他人に看取られて死んでいくこと』が怖いと思ったのです。


部屋で一人。
誰にも弱音を吐けない。
救急車を呼んだら他の人に迷惑がかかる。
なんて、肩身が狭いんだ、と。



なんでこんなに孤独なんだろう…




わりかし一人が好きで孤独が耐えられる僕が、あの時は孤独の怖さを感じました。

その後は、とりあえずとバファリンを飲んで、1時間後くらいに少し治りましたが。

この時 思った自分の気持ちを大事にしようと思い、ここに記録として書いてます。










結婚したいとは思うけど、今以上苦労して所得を上げてまで目指せなかった。
30代に入って「多分 結婚出来なさそうだな…」と悟るようになりました。



しかし、このまま独身で老後を迎えるのは、あまりにも孤独で耐えられない。



それを避けるために、幸せになるために、自分ができる範囲で人並み以上に安定を構築し、
結婚して家族を作りたいという気持ちが、更に強くなりました。


自分がいつか死ぬ時に、家族に看取れられて心配されながら死んで行きたい。

看護師(他人)では、孤独過ぎる。

家族の顔を脳裏に焼き付けながら息を引き取りたい…



頭ではもちろん、収入が高い方が良いと解っていたけど、自分のためには頑張れなかった。誰かのために頑張れる人もいなかった。

しかし、これなら頑張れるし、自分のためにもなる。そう考えたら今までにない府の落ち方でした。



いいお嫁さんを見つけるために、健康で収入もあって人間的にも魅力的な男になります。




結婚だけがゴールじゃないと言う人は「本当の死」の恐怖を知らない

別に僕が死にそうになった経験をしたから、ドヤ顔で言ってるわけではなく、

昔から人の死をたくさん見て来ました。

それもそのはず、僕の母親は僕を39歳で生みました。
10人兄弟の末っ子なので、僕は物思いがついた頃から、たくさんの伯父さん伯母さんに囲まれて暮らして来ましたが、
少しづつ親戚の方が亡くなって行きました。

これ以外にも、一番会っていた従姉妹を飲酒運転で殺されたり、遡れば小学生のころは僕を5年間いじめていた子が不慮の事故で亡くなったりと、

何かと『人の死』を経験することが多かったです。


そこから僕が26歳の時に母親をガンで亡くしたことが、
死ぬ事、年をとる事が怖いと思うようになったキッカケでした。


たまにTVで『結婚だけがゴールじゃない』と言う人がいますが、

自分が死ぬ時、誰が看取ってくれるの?血の繋がった家族しかいないよ?

愛人も親友も内縁の人も来ないよ、自分が死ぬ時は。

それでも結婚したくないと言えるの?と言いたい。





僕が思うのは、結婚は義務だと思う。人間としての義務。





しかし、そう強く思うのは、僕が父親から愛されてなかったことの反動だと思う。





両親からたっぷりの愛情を浴びて育った人なら、死ぬことも年を取ることも怖くないだろう。







家族って、たまに嫉妬したり喧嘩し合ったりするけど、
「血が繋がっているって絶対的な揺るぎない神秘的なもの」だということを忘れないで欲しい






年を取っても家族は忘れられない人

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