ぶんしょうだい
計算問題は得意だけど、文章題は苦手。
知識技能の評価は高いけど、思考判断の評価が上がらない、など、
同じ算数数学の悩みでも、文章題に関する悩みは多いようです。
その原因は何か?
小1小2レベルの、超かんたんな文章題が苦手だから、です。
↓↓たとえば、こちら、瞬時に答出せますか?
こんなの簡単だ、と思いましたかね?
でも、8+5=13 という、式にしたら1秒かからず答えが出る問題でも、文章題になると、「どういうことか?」を、いったん考えて式をつくり、答を出します。
そう、その過程を大切にしないとね。超優秀な生徒でも、スネ夫は3箱って答えちゃうんです。
こういう「小さな理解」と「確実な式と答」を大切にしていく。
いやいや、7杯多い、わけないじゃん!! って思いますよね??
でも、低学年に限らず、優秀な中学生でも高校生でも、文章題が苦手な人はなぜか、7って答えちゃう。それが算数数学っていう科目なのです。
これらの間違いを、少し丁寧に説明すると、、、
2つの量の比較というものは、脳内に2つの量が記憶されていて、はじめてできること、ですよね?
でも、↑こちらの文章題のように、サエが何段かわからないと、それができない。
もちろん、6+5=11 って計算すれば良いのだけれど、
2つの量を比較するときに、脳は2つの情報を同時に処理する、つまり2倍の負荷になる。
じゃあ、
どうすれば、できるようになるのか?
→練習あるのみ、です。分かってないからできない、のではなく、脳が複数の情報の処理に慣れていないのだから。
ただし、これくらい簡単な問題から始めて、脳を2つのものの比較をトレーニングしていくことが必要です。
そして、当然ながら、トレーニングすれば、だれでも必ずできるようになる。
こうした問題が、いまいち正確じゃないまま、高学年、中学生になってしまう生徒はすごく多い。
だから、分数(分母と分子の2つ)、小数(くらいどりと数字の2つ)、割合(2つの量の乗除による比較)も、本質は理解できないまま。
小1小2の文章題、丁寧にやり直してみる価値、高いですよ~。