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自動車サプライヤーが電動アシスト自転車・Eバイクに参入する発端はリーマンショックだった?【Eバイク事始めでEバイクを知ろう! #03】

自動車部品サプライヤーが電動アシスト自転車・Eバイクに参入する理由

日本では電動アシスト自転車と言えば、街乗りや買い物用のモデルが一般的だ。しかし、海外で注目されているEバイクは、街乗りや買い物用だけでなくサイクリング用など多種多様なモデルが存在する。

特にEバイクは欧州市場で非常に売れており、ドイツの自動車サプライヤーであるブローゼやマーレ、戦車の製造で有名なラインメタル、フランスの自動車サプライヤーであるヴァレオ、医療用インスリンポンプや火星探査車のモーターを製造するスイスのマクソン、日本のニデック、アイシンといった自動車産業で名だたるサプライヤーが電動アシスト自転車・Eバイクのサプライヤーとして参入している。

そして、自動車サプライヤー参入の先駆者であり、Eバイクというジャンルを生み出した企業がドイツのボッシュだ。

ボッシュと言えば、自動車部品サプライヤーとして有名だが、その他にも様々な商品の製造やサービスを提供している超巨大企業。そんなボッシュがなぜEバイクに取り組んだのかというと、2008年に発生したリーマンショックの影響で、既存事業に大きなダメージが発生し、新規事業としてEバイクに取り組んだからだ。

ボッシュはEバイク事業での成功により、リーマンショックでダメージを受けた業績を回復させるだけでなく、Eバイク業界の先駆者としての地位を確率した。

世界に大きな悪影響を与えたリーマンショックだが、これが無ければ、ボッシュは電動アシスト自転車・Eバイクのサプライヤーとしての地位を確率せず、自動車部品サプライヤーが電動アシスト自転車・Eバイクに参入する事は無かった可能性も否定できないだろう。

書誌情報


Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本
(レーベル:シクロライダーブックス)
本体価格:1500円+税

著:松本健多朗 イラスト:松本規之
ISBN 978-4-911100-00-4
A5判/モノクロ/168ページ

Amazon楽天ブックス等のインターネット書店や、紀伊国屋書店等の全国書店で発売中。電子書籍に関しても、Amazon Kindle等の各電子書籍ストアで販売中。

書店様への備考

取引取次:鍬谷(クワタニ)書店。

鍬谷書店を通じて日販、トーハン、楽天ブックスネットワーク、中央社など全帳合の全国書店に納品可能となっています。(条件:委託・随時返品可)。鍬谷書店にてご注文ください。また、2023年8月に一冊取引所での直販も実施する予定です。

文:松本健多朗


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