読売新聞:20240606
【全国の合計特殊出生率 最低1.20】
▶6/5、厚生労働省は2023年の日本人の人口動態統計(概数)を発表
▶合計特殊出生率は、1947年以降過去最低1.20▷前年を0.06㌽下回る▷8年連続低下
▶東京都の出生率0.99
▶出生数 過去最少72万7277人
▶婚姻数は90年ぶりに50万組を下回り、47万4717組▷平均初婚年齢、夫31.1歳、妻29.7歳と前年と同じ▷第一子出生時の母親の平均年齢31.0歳▷前年30.9歳
▶「晩婚化」が進み、少子化と人口減少が加速
▶最も高かったのは沖縄県1.60、宮崎県1.49、長崎県1.49
▶総務省、2023年東京都に転入した20代女性11万2990人、転出4万3552人
▶東京▷生活コストが高い▷出生率が低い▷地方からの女性の東京流入が、日本全体の少子化に拍車をかける構図
▶晩婚化・価値観の多様化
▶死亡数は過去最多157万5936人▷出生数が死亡数を下回る「自然減」は17年連続▷2023年の減少幅は84万8659人と過去最多
【埼玉県の合計特殊出生率 最低1.14】
▶2023年は1.14と前年比0.03㌽減少▷3年連続低下▷家計不安・晩婚化
▶全都道府県ではワースト7位
▶スポーツ観戦を通じた婚活イベントやベビー用品の無償配布事業など
▶物価高・将来の教育費▷2人目は厳しい
▶教育費だけでなく、習い事や食費などにもお金が掛かる。(子供を持つ上で)国や県の補助は重要
▶埼玉県民女性の初婚年齢平均30.1歳、男性31.7歳
▶親に育児を頼みたいが、高齢かつ病気がちで頼めない
【編集手帳】
▶<張本人>は、張+本人か、張本+人なのか。答えは後者だという。夏目漱石『吾輩は猫である』にわからずやの張本、烏金の長範先生」という人物評が見られる
▶張本とは物事の原因を示す漢語として伝わり、いつかし<人>を足して物事を起こした中心人物をいうようになった。張本人、あるいは物事の起こりが不明でのままで、…
【時事用語】
合計特殊出生率:15~49歳の年齢別人口と出生数のデータを基に、1人の女性が生涯に平均何人の子どもを産むかを算出した数値で、少子化の状況を示す指標の一つ。日本で人口を維持するために必要な出生数は2.07程度とされる。
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