大人になったら友達ってできないの?
大切にしている酒場でのテーマを感じる出来事があったので、
ご紹介させていただきます。
昨日、ちょっと打ち合わせがありまして、
その延長戦で砕けた会話をしてたんです。
大阪に来て一年になる28歳の女性スタッフと、
既知の35歳の男性スタッフ二人と
計四人でお話をしていました。
こういった状況下ということもあり、
28歳の女性が大阪に来てから全然友達が
増えていないということが話題になりました。
職場の仲間が男性を紹介してくれたんですが、
お付き合いする相手を求めていたわけではなく、
大阪ライフを充実させる友人が欲しいと。
でも、なぜか「彼氏がいないんなら」と
お節介的な配慮をされて、見守られて、
余計にやりづらい感じになってしまうなんて。
35歳男性陣もこう続けます。
カノジョを探そうというのは簡単にできるのに、
友達を作るって大人になってからできたんだろうか。
話はそんな深いテーマに移行していきました。
閑話休題。
わたくしの父は転勤族で、
単身赴任を繰り返していたんですが、
振り返るとその赴任先のスナックや飲み屋で
知り合った人とどんどん仲良くなって、
その町のことやお店、文化を知って
赴任先を楽しんでいたように思います。
学生時代のように長く続く人間関係かはわかりませんが、
それでも不自由を感じているようには見受けませんでした。
常々わたくしが考えている、
ちょっとだけお酒やお店の雰囲気に力を借りて、
カウンターの横に並ぶ人との一期一会を楽しむことは、
やはり大人になってから友達の作り方なんじゃないでしょうか?
話題は戻るようで少しズレて…
今週、昔馴染みの人が経営する飲食店を訪れて
食事かたがたちょっとした打ち合わせをする機会がありました。
個性豊かなお食事を堪能させていただいたんですが、
後半、カウンターの隣の席に
わたくしと同年代のカップルがいらっしゃいました。
お店の方が「この人は玉造でビールのお店を…」と
ご紹介くださったので、ここはわたくしが
喋らなくちゃなんないんだろうと理解して、
もう仕事モードのスイッチが入った途端に
怒涛のトークで、随分とお隣さんと打ち解けたんです。
そこでエデン特急のInstagramをフォローしてくださったので、
もう連絡の取れる人間関係ができあがったことになります。
(取る取らないは別にしても)
大人になってからの友達づくりって、
仕事でもプライベートでもたくさんの方とお会いするので、
まずはいつでも連絡できる状態を作っておくことなんじゃないでしょうか?
かと言ってLINEで連絡先を聞くとか、電話番号を聞くなんていう、
相手の生活に踏み込む感のない、SNSというのは現代っぽい
繋がりの持ち方かと思うんですが、どうでしょう?
facebookはおじさんおばさんのモノなんて
揶揄された時期もありましたが、
実はビール醸造家さんとのやりとりも
facebookのメッセンジャーを使ったり、
百貨店催事の担当者さんも
Instagramのメッセージでまずは連絡をくださったりと、
仕事もプライベートも、案外SNSツールなんです。
今の状況下、ホントに知り合いが増える
可能性が少なくなっていますが、
是非とも営業再開後には28歳女子(同じ町にお住まい)にも
楽しい大阪ライフを感じてもらえるお手伝いができるような、
そんなお店であれたらいいなと思います。
これからは、いや、これからも“商品”を提供するのではなく、
“経験”やここにしかな価値を感じてもらえる
お店を続けたいなと思います。
そんな今週の出来事でした。
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