プラグインとか楽器とか「モノに精神依存する人」

マスタリングプラグインOZON10が出たそうで、「OZONを使うと音が良くなる」というツイートをいくつかみたのだけれど、そう感じるなら、それはミキシング段階で失敗してるということだ。
OZONがなるべくいじらないのが成功したミキシングで、自分はそれを目指している。
自分の場合は、モニタースピーカーが部屋の都合上3インチで、低域の正確なモニタリングに不安があるのでその補助としてOZONを使っている。

先日も「マスタリングは何であるか」も知らずにOZONを買おうとしてらっしゃる方がいてびっくりした。
「なんだか知らないけれど有名なプラグインだから」という理由でプラグインを買っても、成長にはならないと思う。
protoolsを除く、今の有名なDAWはプラグインを買わなくても一通り揃っていることが多い。 それを使いこなし、「足りない」と感じたらプラグインを買った方が成長という意味では良いと思う。

ちなみに自分は、ほとんど外部プラグインを使ってない。 OZONのメーカー(名前忘れた)の一番安いセットとMOD BASS2の無料版くらい。
それも半分も使ってない。
音源以外のプラグインって、ほとんどが「細かい設定ができる」のが売りなんだけれど、逆にめんどくさくなる機能ばかりなのだ。
例えば自分のレベルでマルチバンドコンプを使う必要性を感じない。
それで「音がしょぼい。プラグインを使ってないからだ」と言われたこともない。

プラグインだとか楽器とか、「モノに精神依存する人が多すぎる」と感じている。
モノに頼っても、自分の腕をカバーしてれるわけではない。 そんな気がするだけだ。

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