VOCALOIDが青春の幻になる日
歌声合成技術が、人の歌声と区別つかないレベルになるのはここ数年の技術の向上で予想できた。ボカロあるいは歌声合成が、もはや機械の歌声に聞こえなくなったら、その魅力はどこにあるんだろうかという事は、以前から考えていた。
— NAT(ナット) (@nat0468) November 3, 2022
現時点では、歌声合成ソフトとキャラクターを使った創作活動に魅力があるのではないかと思っている。その「創作活動」や「キャラクター」が見えなくなったら、人の歌声と区別つかない歌声合成ソフトで作られた楽曲を聴いても、自分はそこにあまり魅力を感じない気がしてる。(楽曲自身の魅力は別として)
— NAT(ナット) (@nat0468) November 3, 2022
私は「一緒にやってくれる人がいないので仕方なくバーチャルシンガーを使っている人」なので、バーチャルシンガーが人に近くなるのは歓迎なのですが、VOCALOIDから始まった新しい文化はしばらく残ると思います。
ただVOCALOIDは「人の代わり」が本来の理想型であり、これまでのものは発展途上の段階であると思います。
よって、誰が聞いても人間と区別できないバーチャルシンガーが登場したら、現状の「発展途上段階VOCALOID」は、子供〜青春にそれに触れた人が卒業したら終わるだろうと考えています。
8bit音楽を模したチップチューンみたいな感じで、マニア向けのジャンルとして残るだろうと思いますが。
VOCALOIDは、過去に一世を風靡したエレキギターやシンセサイザーと同じ、「その一時代に流行った新しい楽器」なのだと考えます。
古き良きVOCALOIDの時代は、それと同じ時代が思春期だった人々の青春と共に終わりを迎えるのでしょう。