ギターはリズム楽器
私は、ギターとは基本的にリズム楽器だと思っています。
エレキギターを普段弾かないからというのもあると思います。
でもギターは噪音がどうしても出る楽器です。
噪音は「騒音」ではありません。音の高さが特定できない音。非楽音、つまりノイズです。
あるとき気づいたのですが、ギターが上手い人は、このノイズ(噪音)をリズムに乗せているのです。
それをどうやったら実現できるのか、についていろいろ試した結果、「音価(時間)の分解能が高ければ自動的にノイズがリズムに乗る」ということに気づきました。
私の場合、メトロノームのクリックを16分裏に合わせられるようになって、やっとリズムが人並みと思えるようになりました。
なので上手い人は無意識にもっと細かく取っているのだと思います。たぶん32分裏に合わせられるのであれば、相当な技術に聞こえると思います。
前々から感じているのですが、譜面に書かれない音楽の大事な部分は「音と音の間」にあり、ギターの噪音をリズムに乗せる、という技術はその一部なのだと思います。