ポルノグラフィティと私と四半世紀と。
まずはポルノグラフィティのボーカル岡野昭仁さん、
お誕生日おめでとうございます。素敵な50代ライフを。
出会いは唐突に、でも必然のようで。
あれはもう、25年近く前のこと。
ある夜、ぼんやりとテレビを見ていた時に流れたミニ番組。
どうやらソニー系の新人アーティストを紹介する内容だったと思うのですが、そこに颯爽と現れた3人組の名前に度肝を抜かれたのが、全ての始まり。
「ポルノグラフィティ」
いやいやいや待て待て待て、アナタたちなんというとんでもねぇ名前名乗ってるんですか、ポルノってなんなんです、ポルノって。
と、頭の中ではツッコミの嵐だったのですが、そのとき流れていたアポロに惹かれ、さらにこのとんでもねぇ単語を堂々とバンド名に使う心意気にも惹かれ、その3人組は私の中に、しっかりと爪痕を残したのでありました。
んが。
当時の私は別推しがいたので、ポルノに関しては、
「テレビに出てたらなんとなく見る」
「曲を聴いて好きだと思ったらCDを買う」
このくらいのライトなファンだったのでした。この頃の自分を張り倒しておくべきだ。
そんな私も、WORLDILLIAに収録されたヴィンテージでしっかりどっぷりとハマり、いつかライブに行くことを夢見たり、夢見たり…。
時は流れ、事態は動く。
そうこうしているうちに、想像もしなかったことが。
そう、Tamaさんの脱退である。
未だに3人だった頃のポルノのライブに行けなかったことは大きな悔いであるし、その頃のライブ円盤を見てはため息をつくこともしばしば。だからこの頃の自分を張り倒せとあれほど。
それでも気を取り直し、2人になったポルノの最初のツアー、SWITCHの地元公演へ足を運び、2階席の後方から初めてのポルノを見ました。プレイガイドに電話をかけてチケットを取るなんて、今では民間伝承レベルなのではなかろうか。
というわけではじめてのポルノグラフィティは。
なんてこったいめちゃめちゃカッコいいな。
これがその時の感想。ライブの興奮冷めやらず、終演後迷わずにlove up!ブースに直行し、入会手続きしたのは良い思い出。現在ラバッパー歴20年。
それから時は流れ、伝説のゲリラ豪雨ライブに遭遇したり、のちに地元ライブで、最前ど真ん中の席が取れて息の根止まりそうになったり、胸に卑猥なカタカナ3文字を刻んだシャツを着て出勤したりしてたら、いつの間にか25周年。
次の30周年、どんな景色が待っているんだろう。
願わくばその時を、みんなで笑って迎えられますように。
いつも心にポルノグラフィティを。
そう言えば。
昭仁さん、今年はバルセロナでお誕生日を迎えたんですね。
でもおそらく、「50になたよ」の「なたよ」に気づいてないような気もしなくは。でもそんな昭仁さんが好きなのさ。