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風力発電は再エネの象徴のようですが、自然を再生不能にしていては元も子もないという話 5

 その6-2)ゼロカーボンシティ宣言に矛盾

滋賀県長浜市の「ゼロカーボンシティ宣言」には、「高時川、余呉川などにより形成された・・・優れた自然景観を今後も守り続け、次世代へつなげていくことは現代を生きる私たちの責務」「森林の整備による二酸化炭素の吸収や炭素の貯蔵効果もある」と書いています。すぐれた自然景観をこわし、CO2を吸収・たくわえる森をきることは、この「宣言」そのものに反しているばかりか、市の「ゼロカーボン」に役立ちません。

(長浜市「ゼロカーボンシティ宣言」)

 その6-3)「めざす環境像」のために

滋賀県長浜市がめざす環境像は、「みんなで育む 水とみどりにつつまれたまち ながはま」です。森には二酸化炭素の吸収だけでなく、水をたくわえ水害を防ぐ、土砂くずれや土の流れ出しを防ぐ、生き物を守る、過ごしやすい生活を守る、木材を作るなどたくさんの「機能」があります。その森をこわしていては、市がめざす環境像と矛盾しています。森をみんなで守り・育て、森にたくわえられ・しみ出てきた水を生かした長浜市をめざすべきではないでしょうか。

(長浜市がめざす環境像「長浜市みどりの基本計画」)

(とりあえず ここまで)