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アメリカの国境を歩いて越える?!【アメリカ&カナダ by Yas】


今日は歩いてカナダからアメリカの国境を歩いて越えた時の話。友達のビザを変える目的だけの国境越えだったので、アメリカでは「ちーっす!」って言って滞在時間はたった20分間だけです。でも、一つの国に滞在20分ってちょっと面白くないですか?

まず、日本にいると国境を意識することって全然ないですよね。ニュースで「領海侵犯だ!ワーワー!」って言ってる時くらいでしょうか。まあ、その時でさえも僕は大した意識はしてないですね。


陸続きの国境

日本ではどこに歩いて行っても「はい、ここから先は他の国だから入っちゃダメですよー。」って言われることはないですよね。これは日本は海で囲まれているから。

さてここで世界地図をチラッと見て見ましょう。ほとんどの国は「陸続き」の国境を持っています。


国が陸続きだと、歩きとか車で国境まで行けるってことですよね。僕には変な感じがします。日本みたいに国が海で囲まれているのって、オーストラリア、ニュージーランド、マダガスカル、台湾、アイスランド、東南アジアの島国、カリブの国々ですね。(チラッと見ただけだから他にもあるはず。)

ちなみに、世界には195カ国 あるって言われているようなので、陸続きの国境を持っている国は全体の90%ほどでしょうか。

※台湾や他の地域が国かどうなのかって話は長くなるのでここではちょっと置いておきましょう。


国境ドライブデート?

今回はなんで国境まで行ったかって言うと、クラスメートのビザに不備があったから。これも話すと長くなってしまうので短くまとめると、専門学生は働けるはずなのにビザには「働いちゃダメ!」って書いてあったのです。実際、こういったビザ発行の間違いってカナダでは珍しくないんです。ビザ発行時のおっちゃんが、こりゃまあ雑なんですよ。だからビザ発行してもらった時にはちゃんと隅々まで確認しなければいけないのですが、英語でズラーっと文字がいっぱい書いてあったら全部確認するにも結構な英語力が必要です。しかもビザをもらえた安心感と、ビザ発行オフィスの異様な静けさから早く出ていきたいので、

「Thank you!」

って言ってあんまり確認しなかったりするんですよね。日本だったら、こんな大事な書類が間違えて発行されることって基本的にないですからね。

しかも、適当な割に結構頑固なところがあったりするから困ります。このAちゃん、後日にビザの間違いが発覚しました。間違えられたビザの再発行のために、オンラインで4回実際に国境に2回も行って申請したのに、「いや、ビザ再発行できないよ。発行した人に聞いて。」とかって毎回突っ返されたみたいなんです。かわいそうですよね、こんなに時間も労力もかけてるのに。不備を直してもらいたいだけなのに。

なので今回は、僕がシアトルに3年間住んでたこともあり、Aちゃんよりも多少英語が喋れるので「助けてー。一緒に国境まで行っておっちゃんと交渉してよー。」って言われたわけなんです。頼られちゃうと、僕も嬉しいので「しょうがねえ、一緒に行ってやるよ!」ってカッコよくついて行きました。結局もう一人友達のMくん(せっかくのデートだと思ったのに!)もついてきたので3人で行きました。


レンタカーでGO!!

さあ国境に行く当日、マイペースなAちゃんは寝坊のため2時間遅刻(普段の行動により予想通り)。先に僕とMくんで街中をドライブデート。なんやかんやしてたらAちゃんも起きたみたいなので、ピックアップして国境に向けてドライブ。

僕らの住んでいるバンクーバーから国境までは車で45分ですぐに着いちゃうので「途中の街に寄ってこうぜ!」ってことになったわけです。


国境近くの街、ホワイトロック

そして軽快に車を走らせ、国境直前の街「ホワイトロック」に到着!

名前から想像できますが、WhiteなRockがあることで知られる小さな街です。そのホワイトロックは海岸にポツリとたたずんでいます。

ホワイトロックは海岸沿いの街なので、海に突き出すちょっとシャレた桟橋なんかもあります。

海岸沿いには列車の線路が走っています。

この線路の続く先にカナダとアメリカも国境があります。

調べてみたらこの国境、更にずーっと南のカリフォルニア、そしてメキシコまで続いているみたいです。もしかしたら南米まで続いてるのかも。途切れなく続く線路って何か夢がありますよね!

いつかこの列車でメキシコまで行ってみたいなー。まあ、これは貨物列車だから乗れないですけどね。人が乗れる列車も走ってますよ!

ちなみに、この貨物列車の車両数を数えてみたら100両ほどありました!1つの車両が15メートルくらいあったと思うので、1.5キロくらいの鉄の塊がずーっと走ってるんですね。ひえー。日本とは規模が違いすぎる。

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