絶対他力
あなたと共にうたいたい。
元高校教師(国語)の
たこせん枝瀬です🐙
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教育は
自分が変わらないと
他人を変えることなんてできない。
=「主体変容」
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【たこせん枝瀬の発信の足】
【河合隼雄『で』語ります!!】
ん?親鸞とな?
推し好きが高じて
共同運営マガジン
河合隼雄『で』語り合おうを
はじめて早1か月弱。
「語り合おう」というからには
一方通行に記事を書くだけでは
物足りなさは否めない。
せっかくならば、
マガジンメンバーの記事や
コメントに応答する内容も
書いてみたいと思うわけで。
となると、
先日の あやのんさんの記事に対する
ゆーしんけんさんのコメントに
僕は脳内発火してしまった。
吉川英治という作家をご存じだろうか?
僕は
井上雅彦(『スラムダンク』で有名)の
『バガボンド』というマンガが大好きなのだが
そのモデルとなったのが
吉川英治の『宮本武蔵』。
この作品は
戦前日本の国民的人気小説の一つだ。
他にも
『三国志』や
『新・平家物語』
『私本太平記』など
多くの歴史小説を執筆した
司馬遼太郎と並び称される
国民作家である。
その吉川英治の
初めて書いた小説が
『親鸞』。
作品のテーマについて
彼は以下のように説明している。
仏に仕える僧として
女性との交わりを
絶たねばならないはずなのに
どうしても湧きおこる
抑えられない感情に対して
親鸞は
どのように向き合い
解決しようとしていったか。
そのあたり、
壮健な肉体をもつ
若き日の吉川英治が
親鸞に
自分自身を重ねながら、
小説を書くというスタイルでもって
自分自身の
性欲、性愛の問題にも
向き合っていたのだろうと思うと
けなげに、
いじらしく感じつつ
一方で、畏敬の念を抱く。
令和の男子諸君、
否、女性諸子におかれましても
性欲、性愛について
一度は
本気の本気で
真剣に向き合う時期があっていい。
性にまつわる問題は
うまくいけば
至高の悦びをもたらすけど、
ジャンクに扱えば
みじめで 自他を滅ぼしかねないものだから。
『親鸞』でシンクロ
なぜ吉川英治『親鸞』に
反応したかといえば
僕は 今週、
30歳を迎える教え子たちの
同窓会に呼ばれていて
事前に
昔のアルバムやら
いただいたお手紙やらを読み直して
それぞれの生徒の顔と名前を
思い出すべく(苦笑)
奮闘している最中、
ある女子生徒に
吉川英治『親鸞』を貸して
えらく感激されたのを
思い出していたのだ。
返却の際、
彼女は
読書感想文(?)ならぬ
マインドマップ方式の気づきを
見開きノート2枚にまとめて
手渡してくれた。
その内容が素晴らしく10年以上経っているし
この内容であれば公開してもいいだろうと思い、
UPしてみる。
彼女のマインドマップを見れば
わかるように、
吉川英治や僕が
「性欲・性愛」をテーマとして
小説を扱っていたのに対して
彼女は
「親鸞の生き方在り方」に
心を動かされている。
テスト前 勉強に身が入らず、
この小説に時間を費やしてしまう自分を
「煩悩?」とツッコむあたりが高校生らしい。
信じる心がすべて
親鸞に限らず
その生徒は宗教や哲学に
興味が強かったので
放課後や授業の前後に
よくおしゃべりしたものだ。
たとえば、
信心と疑いについて。
ある日、
京都にいる親鸞のもとへ
関東地方から信者が訪れる。
信者は親鸞に質問する。
十余カ国の山河を越え、
はるばる関東から命がけで、
親鸞の言葉を求めにきた信者たちに対して
親鸞の答えは
驚くほど単純明快だった。
「南無阿弥陀仏」という念仏が
極楽往生を本当に約束するものなのか?
という信者たちの疑念に対して
親鸞は
ごちゃごちゃ根拠や理屈を
並べ立てるのではなく
自分自身の師匠(法然)の
教えだから信じているのだ。
もし師匠(法然)にだまされて
地獄に落ちても構わないのだ
と答える。
一切の疑いをもたず
師匠(ひいては阿弥陀如来)を
信じる心の強さ。
だまされても構わないという覚悟。
信心
という言葉を使うと
途端に宗教色が強くなるけど、
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信じて疑わない心
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というのは、
現代においても
(宗教とは無関係に)
大きな力をもっているし、
自分を思わぬ世界にいざなってくれる
(引き寄せの)原動力だと感じている。
そんな話を含めて
『親鸞』について
とある女子生徒といろいろ
おしゃべりしていたなあって
ゆーしんけんさんのコメントから
記憶がよみがえってきたという
お話でした。
・・・・
終始 河合隼雄ではなく
親鸞『で』語ったような気もするが、
まあ、いいか。
#なんのはなしですか
今日は、ここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
嬉しくてタコ吹いちゃいます(˶˙๏˙˶)♡
「河合隼雄『で』語り合おう」は、
河合隼雄先生を仲立ちにして、
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