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隠しあめ玉を貰う日々

日本全国、派遣社員をしながら遊牧民の様にのんびり暮らしているのですが、疑問に思うことがあります。なぜ人は飴玉を渡したがるのかという事です。

古くは、縄文時代に遡るでしょうね。きっと縄文人も日々の作業の休憩時間には飴を交換しあっていたのだと思います。

私は貴方の事をそれ程悪くは思っていないわよという意味でしょうか。なぜ、作業着に飴玉を隠し持ってまで、譲渡したがるのか。まだ研究調査途中ですのでなんともいえません。

ちなみに、昨日もらったあめ玉はこちら

懐かしい。私が幼い頃からありますね、これ。でも何か自分では買う気になりません。何故なのでしょうか。大抵はお楽しみ会にくばられる事が多かった様に感じます。

北の離島で暮らしていた時は、休憩時間にあめ玉と飲み物を配る係をしていました。(60才以下は私だけだったので... )その時の圧倒的人気は、黒飴でした。あの黒地に赤の文字の。黒糖で脳ミソまでやられるアレです。両手はホッケを網から外すために塞がっている為、飴を口に入れてあげたりもしました。カンロ飴も人気でしたね。

私のイチオシは昔からこれです。

ドイツ生まれらしいです。ドイツ生まれというだけで何倍も美味しそうに感じるから不思議です。一粒22カロリーというハイカロリーも魅力的です。

これを、浜の母さん方に食べてもらいたい。そう思った私はある日セイコーマートで購入し、混入させてみました。黒飴、カンロ飴、ハッカ飴という少々湿布臭いラインナップにドイツ生まれのこいつを混ぜたのです。目立たぬようによく混ぜて。人は変化を嫌います。あめ玉だってできる限り冒険はしたくないのです。

飴配布タイムがやってきました。すると、普段なら黒飴を取るある母さんが、ヴェルタースオリジナルを取ったのです。「キャラメル?」といいながら。「母さんよ、母さんが知ってるキャラメルより歯にくっつかないし、中毒性があるんだよ。ようこそ。」と内心思いました。

私が作業着に隠し持ちたいあめ玉は、やはりヴェルタースオリジナル。この中毒性溢れる美味しさを全国的に知ってもらいたい。これが私の使命です。

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