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ポストプラントでエルボを取りに行く

割引あり

こんにちは。えだまめです。
今回から少し記事の構成を変えて、いつものようにラウンドを解説した後にリポストした人限定の内容も付け加えてみました。

いつもリポストしていただける方には何かしらの形で還元したいと考えていたので、関連するけど少しそれるような話はリポ限にまとめておきました。

とはいえ今までと変わらずラウンドに対しての解説はいつも通りに行っているので是非ご覧ください。よろしくお願いいたします。



今回はEMEAのTL vs. MKOI の試合からBINDの1ラウンドをピックアップしました。

内容はATKのラウンドで
「アンチULTラウンドでポストプラントのULTリテイクを警戒するラウンドでのエリアコントロールの話になります」

早速紹介したいラウンドはこちらになります。

大まかな流れを説明

①プラント後、エリアについてサイトを捨てて、「エルボ・フッカー・ガーデン」にポジションします。

②DEF相手のRazeULTをトリガーにエルボをさらにつめてCT側へとまわろうとします。


③味方とCT組でリテイクの相手を挟む形を作り、打ち合いを有利にしての殲滅でのラウンド取得。

ここで、CTにまわる時間の余裕あるの?CTまわってもプラント位置見えないし焦って走ることになるのでは?プラント後のスキルで遅延スキル0だけどサイト空けてよかったの?
という部分についてどのように対策していたのかを解説します。


解説


この作戦「CT側とメイン側でポジションをとって挟むという形」を実行できる条件があります。
それはCT側がまわるまでの時間稼ぎ、「遅延をどうするとか」というはなしです。


エントリーで多くのアビリティーを消費しています。

プラント後のスキルはこんな感じ。
相手がULTリテイクをしてくるとわかっていて、

  • サイトで守ってもカウンタースキルがないので難しい

  • ULTをよけるためにサイトを空けてメインで解除阻止をしようとしても遅延スキルがないので通される危険がある

という状況です。

遅延をどうしたのかという結論をさきに話すと、

①エルボをとってポジションでの有利をとろう!
②オープンプラントを通そう!

という対策でラウンドをとっていきました。
エルボをとってのポジション有利になるのはわかるけど、
どうしてエルボをとれたの?という部分についてまずは解説したいと思います。


なぜエルボを取る判断になったのか

このラウンドで注目したいのが「アビリティー差」です。
特に今回のこのラウンドでは相手のDEFのほうがアビリティー有利の状況です。(ULTがあるから)

つまり、この時に相手がとってくるであろうリテイクの作戦は
「ULTをつかってのサイト中取得」です。

もっと簡単に言いましょう


ULTがあるので、みんなでサイト中を取りに行きましょう」という状態です。

だから、ATKのRazeとSkyeはDEFがエルボに来る人がいないという予想、いても少人数だろうということが簡単に予想できます。
可能性の話として


ULTのRaze側を少人数にしてエルボを人数多くしてのリテイクをするという作戦もあると思います。

ATKになるますが、イメージこんな感じです。
BreachULTをベイトしているというのでしょうか。相手視点、BreachULTをつかうのであれば人数が多いと考えるからでしょうか。
とにかくULTのあるほうはそれだけ爆発力がある・リソースがあるので人数自体は少なくしても相手にばれにくい、むしろ人数が多いとよんで少人数側をつぶしに来るだろうから、そっちをおおくしておくひつようがあるというのでしょうか。

すこしそれましたね、BINDの例に戻りますが、
ULTを持っている分、Raze単体でも相手を倒せる能力があるので、そちら側を少人数にするという可能性が。
しかし、もしその場合は、RazeがULTをきるのとエルボ側からのリテイクは同時に行われるものです。



ですが、RazeがULTを起動したタイミングでDEFがエルボに来ていないことを察するとCTから全員でのリテイクであることが予想できるのでCTにまわれるということです。

今回のように相手がエルボに一人としてこないのであれば、なおのこと配置の情報を相手に取らせないことになるので、気づいた時にはすでに挟まれている、
最終的にはさみというポジション有利を生かせる状況にも大きくつながります。



はさみという形が作れるのは強いと思うけどCT組が遅いと解除されるのでは


解除がはじまってもとめるスキルはありません。
なので普通であれば
①サイトで耐える
②遅延がないけどイニシエートスキルがあるなら、カウンターでのATKが再リテイクでとりかえす
③オープンにして打ち合いで止める!

①はそもそもULTラウンドでとれる選択肢としてはかなり犠牲主義な作戦なのでVODもその選択はとっていません。
②についてはSkyeのフラッシュなどがあれば可能な選択肢ですが、そのスキルすらも残っていないのでとれません。

VODがとった選択肢は③になります。
今回の例ではかなり条件的なものになりますが、相手のAstraを倒すことに成功しています。
そのため、メインにひいてもViperのカーテンはのこっていますが、ハーフにいったころに一度リチャージが入るので斜線を通せます。
なので打ち合いで止めることが可能というのを考えていたのだと思います。


まとめ

相手のスモークを倒せた・相手がULTリテイクしてくるのでサイト中は捨てたい
なら

①オープンプラントでサイトは捨てよう
②エルボをとって、最終はさみのポジション有利を作ろう
③解除は打ち合いで止める(スキルがある、ベイトラークあり)
③´解除は遅延スキルで時間を稼ぐ(スキルがある、ベイトラークあり)
③´解除はカウンターで取り返す(スキルがある、ベイトラークがいない)

さいごに

今回から詳細な解説をこの「さいごに」のあとに「追加解説(note リポ限)」という題で付け加えることにしました。内容自体は結構頑張ってつくっていますが、図とかなく文字媒体なので軽く見たいという方のウケはあまりよくないと思います。なのでコアな人だけ見てくれればよいです。

簡単な内容だけを見たい人と詳しく学びたい人がいると思うので、ラウンドの基本解説は今まで通りしっかりと行いつつ、
さらに発展的な内容—例えば今回であればATKがポストプラントで取る作戦として
サイト耐えやメインにひいたりする動きがありますが、それらはどのように相互作用していて
どうしてそれらを1つだけ使うのではいけないのか。
ということについて話しています。

これまでの記事ではこうしたラウンドに直接は関係ないけど,関連した内容も扱ってきましたが、正直なところ話が脱線しがちで、
「はなしをもどして」と何度も軌道修正する必要がありました。

今回の構成変更により、基本的なラウンド解説だけを見たい方も、さらに深く学びたい方も、それぞれ読みやすくなると考えています。

ただ,詳細な解説をご覧になりたい方には少々お手間をおかけしますが、
より多くの方に知識を共有したいという思いからこの活動を始めたため、リポストでご協力いただいた方にのみ公開させていただいています。

有料記事と言いつつも実質的にはリポストで無料ですので、この点だけご協力いただけますと幸いです。

今回は以上です。
また次回もよろしくお願いいたします。


追加解説(note リポ限)

エリアトレードの好循環・スキルの好循環ついて

エリアトレードの好循環というのは、
具体的な例として「サイト中で耐える⇆サイトを空ける」とか、スキルの好循環であれば「高く使う⇆安く使う」、ラッシュの必要性とか

こういう失敗しても良くて、やること自体に意味を持つ作戦というのは存在します。
これらを解決するときに自分は「能動と受け身の好循環(過去記事)」と総称して以前にも記事を書きました。

今回はその記事の内容をもっと具体的な内容、
サイト中で耐える作戦やサイト中を空けて守る作戦、いわゆるリテイク配置についての必要性について話していこうと思います。

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