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OmenがULTで人数を寄せるカウンターリテイクの作戦とは


作戦を紹介

今回解説したいDefenderの作戦は,
『OmenのTPによる人数有利をつくる』についてです。

一つの成功例を上げておきます。

DEFがAメインに対してオーディンの抜きに寄るプレッシャーをかけて
とにかくAは人数で止める。

ATKはAメインアクション後に即ローテしているのでAに人数が寄っているという読みでローテするが
DEFのOmenがULTでTPすることでCに人数が多い状況を作って止めたラウンドです。

結果的に残り時間がすこしあるのでATKがBへ切り返すという選択肢をとることができていますが,この作戦のかなめである
OmenがULTで体を寄せることでサイト側の人数を多くして,ATKのエントリーに対してのカウンターリテイクをするイメージはこんな感じです。


全然関係ないですが,プラント音でリテイクするのをファストリテイク,
プラント前のATKのセットスキルに対してDEFがスキルを返して行うリテイクをカウンターリテイクと自分は呼んでいます。


話をもどして作戦について話していきます。


人数を寄せることができての人数有利でのリテイク

厳密には人数有利ではないですが,防衛でのリテイクで3人寄れていればファストリテイクやカウンターリテイクという選択肢が取れるのでこの場合は人数有利としておきます。


この作戦の強みというのは
①本来ローテに人数がかかるのにOmenが即寄ることができてサイト側の人数を多くできるね
②人数が多いなら広く使った二方向からのリテイクが可能だね
というところにあります。

上記のSPLITだとサイト中とCT側との2方向です。


この作戦で大事なのは
・時間(TPするタイミングは残り時間が少ないタイミングで)
・初期配置
・TPする場所(エリアを広くリテイクができるようにTPをする)
になります。

くわしくはなしていきます。

まずは,『時間』について

この作戦では最終的に相手がロテができない時間でのサイト確定という状況を作ることです。

つまり,開幕すぐとかで相手がエントリーしてきたのに対してOmenがULTでよっても,


相手としてはOmenがULTでTPしてるからサイト中の人数が多いかも,
時間あるしいったんホールド・切り返すといった時間を使ったプレイができてしまいます。

なので,最終時間がすくなく確定したタイミングで使わないとむしろふり状況にもなってしまいます。

TPを見て切り返されてしまうと,逆サイトからOmenがきている分そっちのサイトは薄い状況です。なのでラークのケアなどができなくなったりといった薄さを突かれてしまいます。


なのでまずは時間が大事だというのがひとつ。


次はOmenの『初期配置』について


もうひとつ大事なことはOmenが初期配置にいるサイトに相手が攻めてこられてもこの作戦は実行できません。

あたりまえですが
Omenがいないサイトに相手が攻めてくる,だからOmenがTPして人数を多くできるわけです。


なので,Omenのいないサイトを相手に攻めてもらう。
という状況を作らないといけないのです。
→人数が多いのを見せて逆サイトに行かせる・ULTをつかいOmenのいるサイトは攻めれない状況を作っておく
⇒逆サイトへ誘導
という流れを作りたいです。

つまり,なにがいいたいかというと
この作戦は止めるサイトにOmenを初期配置として置いておくのが理にかなった配置ということです。

止め方は何でもいいです。そこは自由にかえれるので相手に読まれにくいというのもこの作戦の強いところかもしれないですね。


ここからは何で,Omenの初期配置が止まるサイトでないといけないのかという部分についてくわしく説明したいと思います。

まずはこちらのVODをご覧ください。

最終的にSkyeのいるAサイトにOmenがTPして守るという
一見同じことをやっているように見えますが,

Omenがよったとしてもサイト中がSkyeとふたりなのであまりULTをつかうほどの人数有利というのをつくれていないです。

個人的にはViperULTとOmenでAサイトを止めるようにして,RazeにはBにいてもらい最終的に3人の状況を作れれば理想だと思います。



Omenのいるサイトは
ULTや人数で止まるという状況を作り,相手に逆サイトにローテさせる。


そこにOmenがULTで合流して3人以上をつくれる。

これが本質だと思います。


矛盾するようなはなしは避けるべきですが,大事なことなのでここで話しておこうと思います。

この作戦は
Omenは止まるサイトにいるというのが大事といいました。
理由は,ATKの攻めを止める→相手を逆サイトに行かせる→最終的にTPして人数有利を作る
だからです。

でもそもそもOmenがいるサイトを止めるサイトにするにはどうするのかというのが大事になります。



そこでLotusのVODの例のようにOmenのいるサイトに初期配置の人数を多くしてAは止める。
これは一見して良いような気がしますが,

その場合
OmenがCにTPして3人の状態をつくる。
これでも結構作戦としての完成度は80くらい入っていると思いますが,
0から100までの作戦をきっちり決めたいという方向けに完成度100になるアドバイスをするなら,読み合いを含めて最終サイトに4人の状況を作るところまで考えてみましょう。

つまり,

こういう最終4になるようにしようということです。


ではどうすればいいのか。

それは
初期配置はOmen含め3人で守っているのを相手に見せる


Omenのいるサイトの人数をふたりに変えてひとりを逆サイトに行かせて
23配置をつくる

最終OmenがTPを行い人数を4人をつくる


読み合いで勝つか負けるかというのになりますが,
この初期→中盤→終盤
までの配置を意識できれば完成度が100といえそうです。

0から100までを考える作戦って正直うまくいくのだろうかと思うところではありますが,理想の流れはこれだと僕は思っています。

DEFが人数が多いのを相手に見せてファイト位置を変える作戦というのも存在します。
過去のVCJの試合になりますがFLはよくDEFのときに固まってファイトした後は別の場所にファイト位置を変える動きをとります。

DEFの人数が多いのをみてATKが
①戻ってくるのか
単純に
②切り返すのか
というのは正直よみあいレベルの内容なのでここを作戦まで含めるのは難しいと思います。

なので,完成度100をつくろうとすると相手次第の作戦ということです。


OmenはTPする先が大事
- 人数を単に寄せればよいというのではなく
2方向からのリテイクを意識 -

この例をご覧ください。


ULTを使う場面の配置を確認するとかなり良い配置だと思います。
KillJoyのいるサイトにOmenがいることで止めるサイトにいるからです。


ただ,


最終的にBバックに3人がいる状態で,Jett以外の味方がやられてしまい
OmenがJettのいる位置にしかTPできなかったというのがこの作戦の失敗の原因だと私は思います。


ではこのラウンドでのDEFはこの作戦でどういうのがやりたかったのかを考えると,

バックにいる3人が生きていたとしてもそこにOmenがTPして4人になってもエリアが狭いのでTP先としては微妙だと思います。
狭いエリアに対してATKもバックに集中するだけで済んでしまいます。

なので

KillJoyがCTによってCTがクリアできたところにOmenが合流してバックと挟む形。
というのをやりたかったのではと思います。

なぜそう思うのかというと,

もしOmenがバックにTPするのであれば3人が生きているうちに行っていたと思います。
残り時間もすくないですしB確定だと思う中で味方がやられてからTPでの合流。ULTが遅れたのはKillJoyを待っていたからだと思うからです。
なので,KillJoyがCTをとれたらそこに合流する。というのをやりたかったのだと。

ただ,結局KillJoyがローテするのをまってJoyにCTをとらせてからTPするのであれば,一緒についていったほうがいいのではと思ってしまいます。

(もちろん推察なので本当のところ,こういう使い方をしたかったかどうかは本人に聞かないとわからないところですが,もしそうだとしたら。)

この作戦の即人数有利をつくれるというのと矛盾した使い方だと個人的には感じてしまいます。

なので,この場合の僕の理想は

こういう配置にして,AをKillJoyのスキル・パラで止めて
BにATKを誘導させる。ここまでの初期配置に関しては僕も同じ考えです。
Bが2イニシになる特殊な配置ですがこれ自体は良いと思っています。

初期配置を人数で止める以外に,この例のようにラッシュを止められるほどのパワー系スキルであるKillJoyのグレとパラといったスキルをつかうことで人数ではなくスキルで止めるという配置の選択肢もあるとおもいます。
(ULT含め)

そのうえで最終的にTPで人数を寄せてバックと挟む形を作りたいので
KAYOにはCTのエリアをとっていてもらいOmenが即TPできる状態をつくる。

そしてファストリテイク
というのが良いのではと思います。


エリアを広く使ったほうが良い理由としては例を挙げるならこちらになります。

サイト中に味方がいてそこにOmenが合流して耐えるというのも1つですが,
このようにメインが取れている場合には,遅れてくる味方にはCTからリテイクをしてもらいメインはOmenとCypherの二人でリテイクをするという形です。

結局全員が同じところで耐える・リテイクするというのではなく
せっかく人数を即寄せられるのであれば挟んだリテイクが良いよね。
というのがわかるラウンドです。

本来Cypherがひとりでメインをとれていてもなかなか,いち側は動きにくいです。

エリアは取れているけど人数がひとりで厳しい,,,いるだけでプレッシャーかけれているからいったんはメインをキープか。。。

という弱点を補えるので強いといえます。


SPLITのAだったらサイト中とCTから寄ってくる味方と2方向,Bだったらこの例のようにメインが取れていればメインとCTとかヘブンとCTというのも良いかなと思います。

ASCENTだったらバックとCTのリテイクは強力だというのはご存じだと思います。(シャーペン)

とにかく人数を単に寄せればよいというのではなく人数有利を生かした広いエリアでのカウンターリテイクというのが芯となる作戦だと思います。



さいごに

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