小雨のおひとりさま上野動物園
2021年9月3日、上野動物園に行ってきました。ひとりで動物園に行くのも、小雨のなかに行くのも初めてのことでした。もともと計画していたわけではなく、出先で急きょ2時間時間を潰さないといけないことになり、どこに行こうか迷ったのですが、緊急事態宣言が出ていることもあり、屋外で過ごせる動物園に行くことにしました。
上野動物園は現在完全予約制。小雨が降っている平日だからか、当日でも予約が出来ました。エントランスからちょっと離れたところでスマホで予約して、列の最後尾へ。私の前にはすでに20人ぐらいの人が並んでいました。
11:30の予約時間になると、列が進んで行きます。私は支払いが済んでいたので、窓口には並ばずに入場しました。スマホって本当に便利。
もちろん最初に行ったのは入ってすぐ右側のパンダの展示。空いているので、スタスタ歩いてあっという間にシャンシャンの目の前に到着しました。撮影は禁止だったので、見るだけ。
最初シャンシャンはたれぱんだのようにだら~んとしていましたが、その後よつんばいになりました。私の「疲れちゃったの?」という心の声に「疲れてないよ。」と見せてくれたのかなと思っています。(真相は不明)
時間が限られているので、見たい動物をじっくり見ることにしました。アジアゾウは2頭いて、昨年秋に生まれたゾウとそのお母さんがいました。ここに椅子があったらずっと見ていたいなあと思えるほど、ほのぼのとした時間が流れていました。
サル山のサルたちもゆったりしていました。追いかけっこもなく、けんかもせずに、毛づくろいをしているか、座っているか。穏やかな日常ってこういう感じなんだろうなあ。
ホッキョクグマはとなりに興味があるみたいで、ずっとウロウロ歩いていました。「何したいの?」と話しかけたかったのですが、私のいるほうには来なかったので話せませんでした。
ペンギンに「写真撮っていい?」と聞いたら、左側の子が急に身体をかき始めてしまいました。ブレちゃったかなと思ったのですが、こんな面白ショットが撮れました。「今日は泳がないの?」と質問すると、右側の子が水に飛び込みました。最初は顔を上げて平泳ぎ(?)のような泳ぎをして、その後は潜ってプールを一周して戻ってきました。
ハシビロコウにも写真を撮っていいか聞いたらこちらを見てくれました。私にとって「上野動物園=ハシビロコウがいるところ」なので、元気なハシビロコウに会えてよかったです。この子は小さなエリアにいたのですが、大きなエリアにももう一羽いました。
意外とかしましかったのがフラミンゴ。みんなで何を話していたのでしょう。優雅で凛とした立ち姿とアヒルのような鳴き声のギャップが面白かったです。
ちょっと遠くでしたが、キリンもいました。左側のキリンは2頭のキリンがいるほうに行きたいように見えました。仕切りが設けられているのにはきっと理由があるのでしょう・・・
屋内の施設なので、緊急事態宣言中は入れるかなと思っていた両生爬虫類館。入場はできましたが、やはり展示は減らされていました。小さな展示はお休み中。
ガラパゴスゾウガメは元気でした。「写真撮っていい?」と聞いたら顔をあげてくれました。
あっという間に私のおひとりさま上野動物園は終了しました。時間が限られていたので、食事やお茶も取らずにひたすら見学していました。滞在時間は1時間15分ぐらい。行かなかったゾーンもありますが、十分楽しかったです。小雨の動物園、空いているので動物がじっくり見られました。あえて小雨の日に行く必要はないとは思いますが、小雨でも楽しめるものだなあと感じました。
もうひとつの懸念材料だった「おひとりさま」も全く問題ありませんでした。ひとりで来園している人もちらほらいました。私は美術館や博物館はひとりで行くのが好きなのですが、動物園も行けるぞと確信しました。ただ、ファミリーやカップルが多い週末は「あやしいオバサン」になってしまいそうなので、平日にしようと思います。