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妄想沖縄旅行(二日目・午後)

 美ら海水族館からオクマまでは1時間。海岸線を走るドライブなので、移動も楽しい。道すがら古宇利島にも寄れるが、過去2回ほど行ったことがあるので今回はスキップ。友達同士やカップル、小さい子のいる家族だったら、古宇利島は想い出になる素敵な場所だと思う。古宇利オーシャンタワーが出来てからまだ行っていないので、そろそろ行ってもいいかもしれないなあ。

 ホテルに到着。コテージのドアを開けると一気にテンションが上がる。ふだんマンションに住んでいるので、子供たちには階段のある家に泊まるだけでも特別だ。私はこのなんともいえないゆったりとした感じが好き。海のリゾートなのに緑も多くて高原にいる気分も味わえるというのはやんばるならではの魅力。そしてそんなに広すぎない、というのもいいんだなあ。

 さっそく水着に着替えてビーチに繰り出す。もちろん日焼け止めも念入りに。足の甲も忘れずに塗ろう。旅行2日目の午後にしてやっと海に入るという「お待たせしました!」という感じも意外と気に入っている。レンタルしたパラソルの下にとりあえず荷物を置いて拠点を決めたら海へ直進。

 海に入って軽く泳いだり、歩いたり、一通りのことをやったらパラソルに戻って休憩。子供のころはパラソルの下で寝たり座っているだけの大人を見て、なんで海でずっと遊ばないんだろうと思っていたが、今は理由がよく分かる。大人は疲れているという現実的な理由もあるけれど、キャッキャせずとも海は見ているだけで楽しいのだ。

 ふたたび海に入りたくなったので、フローターマットをレンタルしてみた。海面の揺れに身をまかせて青い空を見る気持ちよさ。自力の浮き身にはない安らぎがある。少し目を閉じてみるとまた違う世界に没入したような気分になる。東シナ海で水遊び。なんという至福のひととき。

 ビーチからコテージに歩いて戻る。建物に入らなくていいからクーラーで急に体が冷えることもないし、エレベーターでふつうの服を着た人たちと乗り合わせることもない。順番にシャワーを浴びて、ベッドに座ってひとまず休憩。心地よい疲労感に包まれる。ちょっとだけ食べるいつものお菓子がとても美味しい。そうそう、水着を洗って干しておかなくては。

 今回はホテルで夕食をいただくことにした。日が暮れる前からあぐー豚のしゃぶしゃぶを満喫。早い時間の夕食は夜の時間が増えてなんだか得した気分になる。

 夜のアクティビティは卓球。リゾートホテルで卓球が出来るところって実はあまりない。家族4人で卓球なんてふだんはなかなかやらないけれど、旅行先だとやりたくなるのはなぜだろう。珍プレーに爆笑したり、本気で悔しがったり。

 そして卓球のあとは大浴場でさっぱり。温まった身体に夜風が心地よい。これで本日の予定はコンプリート。明日に備えて少し早めに寝ることにしよう。

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