通信イラストコースのバーチャル展示会に参加しました!
こんにちは、エダホです。
2021年4月から、京都芸術大学の通信教育部デザイン科イラストレーションコース(個人的には「KUA通信イラスト」と省略しています)にて、イラストを学んでいます。
先日2022/9/24(土)、clusterというメタバースプラットフォームにて、本コース有志による、課題イラストの展示会が行われました。
clusterは、いわゆるバーチャル空間(最近だとメタバースとも言われます)を自分で作成・アップロードして公開したり、イベントを開いたりできるサービスです。VRデバイスがなくても、PCやスマホから気軽に参加できるのが特徴です。
主催のあげりんさん・荊棘そらさんの尽力により、出展者67名、作品数170点という類を見ない大展示会となり、4時間のみという短い開催期間にも関わらず、来場者が述べ735名という結果となったそうです。すごい!
当日の様子
当日は、同コースの学生でもあるVtuberの夜噺いなば(左右左右左)さんが会場からYoutube配信してくださったので、こちらで様子を見ることができます。
その他、公式ハッシュタグの #KuOG2022 を見ると、参加された方の感想などが沢山見られます!
https://twitter.com/search?q=%23KuOG2022
気になった作品紹介
イベントには、私も作品を何点か出展させていただきました。
当日は、他の方の作品を ひたすら見まくり写真を撮りまくってたので、気になったやつをバーッと貼らせていただきます!
(このイベントは撮影・SNS感想投稿OK!です)
物量的に170点全ては難しかったので、一部だけご紹介させてください……載せられなかった方すみません!
1F・エントランス
エントランスに入ると、巨大なメインビジュアルが最初にお出迎えします。
(※このイラストだけ、課題ではなく本イベント用の描き下ろしです!)
2F
2Fは、クリスタの基本的な使い方を学ぶ授業の課題で、「自分で撮ったモチーフの写真をトレースして描く」という課題イラストが多く展示されています。
この課題は、食べ物をモチーフとして選ぶ人が多いので、自然と「美味しそうな食べ物」が並ぶ飯テロゾーンになっています。
2Fは続いて、「色彩基礎」の課題イラストが並びます。既存の作品から色合いを参考にして描く課題なので、様々な面白い彩色の作品が見られました!
つづいて、名刺をデザインする課題(Adobe Illustratorの授業)の展示です。こういった変わったものがあるのも「課題イラストの展示」という今回のイベントならではですね!
そしてここからは、イラスト実習Ⅰという授業の課題です。こちらはお題が決まっていて、「年齢・性別が異なる人物4人が室内で食事している様子」を描くことになっています。
同じお題にもかかわらず、描く人によって世界観やタッチは自由に決めているので、様々なバリエーションが見られるのが面白いです。
3F
3Fに入ると、美術解剖学の授業課題で描いた「全身骨格図」がお出迎えします。
骨格図の次には、「レイアウト・構図」の課題イラストが並びます。この課題では、ジブリ公式で提供されている場面写真の構図を分析し、それを利用して描いたイラストが並びます。
つづいて、メインビジュアルの課題イラストです。「KUA通信イラストのキービジュアル」というテーマは決まっていますが、それぞれ創意工夫で色んなイラストを描かれています。
次は「キャリア論」の課題イラストです。本コースの様々な講師の方の作風や考え方を研究し、それを用いて自分のイラストを描いたものです。
4F
4Fからは、2F・3Fで学んだ基礎を活かした応用的な課題が並びます。
最初に目に入る「デジタル演習AⅡ」の課題は、クリスタの3Dポーズ人形を参考に人物イラストを描くものです。ポーズ人形をダイナミックに使った構図やポーズの作品が面白いです!
続いては1点のみの展示ですが、キャラクター基礎Ⅱです。
人物の手や足、俯瞰・アオリアングルを描く練習の課題ですが、「シルエットを意識したポーズ」「(パースの)圧縮があるポーズ」は どんなポーズにするか作者の自由です。
お次は「デジタル演習BⅡ」、名刺に続く、Adobe Illustratorの課題その2です。Illustratorで、SNSのアイコン想定のイラストを作ります。
そしてここから、「背景画」の課題イラストが並びます。
こちらはお題が「椅子に座って勉強する人物と風景」と決まっています。そのお題をクリアしつつ、各々工夫して色んなイラストを描かれています!
5F
5Fはカリキュラム後半で受ける授業が多い為、出展者の中でも未受講な方が多いです。その為、科目ごとの作品点数は少ないですが、様々な課題の作品を見ることができました。
イベントの感想
clusterの存在は知っていて、他の大学の展示イベントを覗いたことはありましたが、まさか自分の通ってるコースで開催できるとは思いませんでした。企画を主導して頂いたあげりんさん、荊棘そらさんには本当に感謝しています。
卒業制作やテーマ展ではなく、「課題イラストの展示」というのも変わった形だったかと思いますが、本コースの課題はルールがある程度あるものの、作風やテーマは作者の個性が色々出ているので、ある意味でテーマ展のような形となり、面白かったんじゃないかと思います。
また、clusterというバーチャル空間で行うことで、物理的にやろうとしたら手間もお金もメチャクチャかかってしまうであろう大きいサイズでの展示や、広い会場の使用が無料(制作コストはかかりますが)で出来たのは、とてもメリットが大きいなと思いました。また、アバターを介して接することで、コミュニケーション上の障壁をあまり乗り越えることなく時間と空間が共有できたような気がします。
通信コースということもあり、普段は孤独に授業や課題に向き合ってるので、こういった合同イベントを一緒に開き、一緒の時間を共有できるのは嬉しいものなんだなぁと実感できました。
また明日から、頑張ります!
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