親子そろって通信制

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校2年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

保護者である私はこの10月に、科目履修生として放送大学で一科目2単位(全15回×45分の講義動画を見るという形で進む「放送授業」)を履修しています。学生証も交付されているので、一応、大学生だ!卒業認定分の単位を履修している正規学生ではないけれど。学生は入会金無料であるユザワヤ友の会は、学生証提示したら入会金無料になったから、大学生なんだ、私は!

しかも登録している学習センターで、文科系サークル(月2回×2時間の活動時間)に入ってしまいました。サークルの代表が色々うんちくのあるアカデミックなお話をしてくれるので、「へーえ、通信制大学でも学習センターあるようなところだとサークルもあるんだー」という興味だけで見学に行って見学だけでトンズラこくつもりが、サークル代表やメンバーの皆様のお人柄に惹かれて、サークルに入ってしまいました。本当は今学期一期だけお試しで放送大学受講して、その後は放大生やめちゃってもいいかな…くらいの軽~い気持ちで、放送大学生になったのですが…サークル活動を続けたいから来学期も1科目科目履修生(計19,000円)しようと思っています、本末転倒甚だしい…。サークルやりたくて放大生…。そういうご縁もいいんじゃね?とワクワクしてます。来期は何の科目取ろう?

今期、1科目だけの科目履修生をしてみて思ったのは、その年に新規開講した講義を取るのは単位認定試験でヘロヘロになるリスクが高いということです。「どうせなら最新の学びを得たいよなー」と思って、2023年度新規開講の科目を取りました。「古代中世の日本」です。最新の歴史的発見が取り入れられていることを期待して受講したのですが、そして私の知的好奇心は満たされまくりの、知らないことだらけ、もっと深めたいと思うと、入門書30冊以上を読まねば追いつかぬくらいの自分の低レベル感を感じたものの、じゃぶっじゃぶの「知」で満たされました。が、私の能力の限界から、表層的な部分をさらりと拭っただけで、「身についた、腹落ちした、嬉々として学んだことを他の第三者に淀みなく語れる」レベルには全く到達できておりませぬ。しかも、2023年4月開講の科目なので、通信指導という名前の中間テスト、学期末の単位認定試験の過去問が、過去1回分(2023年4月度分)しかありません。何年か前に新規開講した科目の場合、放送大学の学生ポータルサイトには過去問がずらーっと掲載されているのですが、新規開講だもん、過去問が…少ない。はい、通信指導(中間テスト)は択一式テストなので正解率は4分の1なのに…ボロボロの低スコアでした。うわーん、こんなんじゃ、子どもに対して偉っそうに「しっかり勉強しろよ」とふんぞり返って言えないレベル…

しかしながら、映像授業はさすがに映像の強みを利用して、大宰府や鎌倉や京都、佐賀、多賀城などの歴史的スポットへ講師の先生が訪問しては、現地の学芸員さん研究員さんに案内してもらったり、資料を見せてもらったり、解説してもらったり…と、自分も一緒にフィールドワークしているような気持ちになって、歴史好き民としては「うおおおおー(感動の雄叫び)」「去年の大河の鎌倉殿のアレだー!」など、知的好奇心がざっぷんざっぷん満たされ…ってか、あまりの幅広い知の洪水っぷりに溺れてしまうんではないかという位まで満たされました。蒙古襲来の時の元の沈没船を研究している「水中考古学」とか、現地に見に行きたい!

ってことで、来月の単位認定試験、高得点叩き出す自信は皆無なのですが、でも全15回の講義、とっても面白かったです。1科目でも履修すると、他の映像授業、ラジオ放送授業の講義を視聴できるのですが、他の講義を見ている余裕もないほど、「古代中世の日本」の講義リピート視聴しております。


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